メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

教育

5時に帰る方法は5時に帰ること「残業をやめよう」

5時に帰る方法は5時に帰ることについての話。 あなたは帰りたい時間に帰れてますか?5時に帰る方法は5時に帰ること。その真髄とはーー。残業80%減らした教師が実践する5時に帰る最効の行動(前編)|かわひー @whiteteacher3|note(ノート) https://t.co/…

介護等体験実習について「セカイヲヒロゲルタメノタネをまく」

‪ 今年も介護等体験実習の学生さんの前で講義する機会をいただけた。‬ 今年も介護等体験実習の学生さんの前で講義する機会をいただけた。仕事が増える、意味ないなどの否定的な声もあるのだけれど、僕は将来たくさんの子どもや大人と関わる方に障がいや支援…

何かに取り組むときのリスクだけでなく、選択しないときのリスクも考える

人間は千円払う喜びよりも千円落とす後悔の方が大きく感じる生き物だ。 得るメリットよりも失うデメリットを考えてしまう。 それは原始の時代から生き残るために必要な脳の判断だったのだろうけど、それとは比較できない安全な世界に生きている僕たちは、人…

固定観念を捨ててみる「赤が情熱の色とは限らない」

人間はコチコチに固定観念で固められた生き物だ。 常識や当たり前と言うものは、時代や場所、文化が変われば当たり前のように変わるものなんだけれども、僕たちはそんな常識や当たり前が足元にある固く永遠に続く大地のように変わらないと信じて疑わない(大…

フェアネスについて

フェアネスというものについて考えてみる。 学校という現場で働く僕は、子どもに一方的に指導したり、子どもだけに謝罪やお礼を強要するのは僕はフェアではないと考える。 悪いことをしたら「ごめんなさい」謝りなさいと言うならば、自分も悪いと思ったとき…

教師が教えるのは知識ではなく、考え方『プロ教師の流儀』

『「プロ教師」の流儀(諏訪哲二)』を読んで考えたこと。その2。 「プロ教師」の流儀 - キレイゴトぬきの教育入門 (中公新書ラクレ) 作者: 諏訪哲二 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/08/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る …

理想の教師像とは何か「理想の教師像はあっても理想の教師はいない」『プロ教師の流儀』

『「プロ教師」の流儀(諏訪哲二)』を読んで考えたこと。 「プロ教師」の流儀 - キレイゴトぬきの教育入門 (中公新書ラクレ) 作者: 諏訪哲二 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/08/08 メディア: 新書 この商品を含むブログ (1件) を見る 理想の教師像…

公園での子どもとの関わり方をみて「この子は将来どうなるんだろう」

近所の公園に子どもを連れて行ったときの話。 アスレチックのような遊具で遊んでいる子どもを見ていると、ある親が登場。 父親曰く、 「うちの子はもうこのトンネルを向かいから来る子が通るのを3回も待っていた」 「だから先に行かせてくれないか」 これを…

知らないことがあるから、次に進むことができる

学校にいると、「知らないから」「分からないから」「できないから」そこで足を止めてしまう子どもによく出会う。 確かに学校という場所では、1つの正解があり、それから遠ざかれば光は当たりにくくなる。 でも、そこで立ち止まらずに考えてみて欲しい。 「…

『未来のための江戸学』価値観やものの見方は1つではない

「未来のための江戸学(田中優子)」 を読んで考えたこと。 未来のための江戸学 (小学館101新書 52) 作者: 田中優子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2009/10/01 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (11件) を見る 僕は社会科の教員…

僕たちは子どもにどうなってほしいのか『中学生になったら』

『中学生になったら(宮下聡)』を読んで思ったこと。 中学生になったら (岩波ジュニア新書) 作者: 宮下聡 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/05/20 メディア: 新書 この商品を含むブログを見る 中学生はもちろん、これから中学生になる人、中学生の親…

ゆとりやあそびって大事

先日Twitterで見かけた、コミュニケーションの取れないと言われている子が持っている丸い段ボールの盾を見て、「キャプテンアメリカ?」と聞くと、子どもとの会話がスタートしたという話から思ったこと。 この引き出しの多さとか子どもとの距離感とかってど…

人に仕事が付くことの弊害「仕事に人がつくことで成長できるんじゃないか」

学校という現場は昔ながらのやり方が今なお続くことの多いガラパゴス化した世界かもしれない。 そして学校で働く人の仕事量は公平ではない。 特定の人に仕事が集まる傾向にある。 かと言って、仕事量と給料は相関関係にはない。これが営業などの具体的に実績…

みんな自分は正しいと思っている

長引く会議が嫌だ。 平行線の話が終わらない。 どちらの側も折れる気がしない。 なので終わりというか話の着地点が見えない。 多くの場合、人が自らの思うところを主張するときは、自分を正義の側だと思っている。 自分は正しいことをやっていて、相手は正し…

学び続けなくても仕事ができてしまうという事実

教員という仕事は誰かに何かを教える仕事だ。 何かは時代やその人の考え方や想いによって変わる。 そして現在の社会は刻一刻と変化し続けている。 だから、教員は学び続けないといけない。そう言われている。 でも全ての教員が学び続けている訳ではない。 む…

文化祭を振り返って「大人が手を出しすぎてしまった問題」

先日文化祭が終了した。 以前のブログ、「省エネでいこう」文化祭の取り組みから - メガネくんのブログに書いたのだけれども、子どもの負担を減らす省エネを目標の一つにして、劇中でムービーを使用してみた。 それ以外にも、恒例の舞台発表と作品展示以外に…

なんでもルールや原理原則で縛ると息苦しくなるんだけど、それがないのも困るよね

先日は文化祭の朝だというのに休憩時間について、組合教員と管理職がもめているうちの学校。 間に挟まれる若手のチーフの子がかわいそう。 ある程度のルールやアウトライン、マニュアル、引き継ぎ資料なんかがあった方が、仕事は効率的になる。 うちの学部は…

社会科教員からのススメ「スーパーへ行こう」

一応社会科教員である。 先日、家庭科の買い物学習でスーパーに行った際には、自分が社会の授業を担当している子どもに「できれば商品の産地をチェックしておいて欲しい(一緒にいる教員に読み上げてもらって欲しい)」とお願いしておいた。 スーパーは社会…

誰のための卒業式なのか

先日、卒業式について後輩教員と話したことから考えたこと。 特別支援学校でも、卒業式は厳かな空気で進んでいく。 証書授与や送辞、答辞もきちんとできるよう、繰り返し練習する。 体育大会の行進や文化祭の発表もそうだけれども、何のために繰り返し練習す…

僕たちはロボット犬をつくっているわけではないのだから『がんばれ!キミは盲導犬』

『がんばれ!キミは盲導犬-トシ子さんの盲導犬飼育日記』を読んで思ったこと。 がんばれ!キミは盲導犬―トシ子さんの盲導犬飼育日記 (ポプラポケット文庫) 作者: 長谷島妙子 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2006/11/01 メディア: 新書 この商品を含むブ…

子どもに寄り添う力

先日買い物学習で近くのスーパーに行った時に思ったこと 全盲の子どもとペアで手引きで移動。 大きな幹線道路沿いを移動しながら、道沿いにあるお店や駅、信号機、通り過ぎていく車についても話す。 地下鉄の入り口やエレベーターには案内音声がある。 信号…

考えられない大人たち 神戸市小学校教員のイジメ事件を振り返って

まずはじめに、イジメという言葉について。 すごくふわふわした言葉だし、本人がイジメを受けたと思ったらイジメというのもなかなかにわかりにくい。 イジメの問題は、イジメではなく、傷害や暴行、盗難、恐喝といった個別の内容が犯罪にあたるかどうかとい…

意志の力

先日の文化祭の話で出会ったある少年の話。 発表は学年全員の合唱だった。 向かって左側が女子、右側が男子に別れ、全員が壇上に並び、中央手前の指揮者の方へ向きを変える。 ところが、前列端の少年二人は示し合わせたように前を向いたままだ。 そして合唱…

厳しくすることと信頼することその狭間で

先日、交流教育の一環として近隣中学校の文化祭を見学した。 遡ること約20年、思い返せば当たり前だったはずなのに、生徒数が多いのにはっとさせられる。そうだ。盲学校は生徒数が少なくて、教員が多いので、その感覚が日常になってしまっていたのだ。 1…

「省エネでいこう」文化祭の取り組みから

文化祭に向けての取り組みが進んでいる。 支援学校では、文化祭や体育大会は1ヶ月くらい前から毎日のように練習があり、子どもも大人も練習のしすぎと追い込みすぎでしんどくなってしまうこともある。割とある。 熱の入った教員による叱咤激励やお説教なんか…

温故知新と主体者は誰か『視覚障害教育の源流をたどる』

『視覚障害教育の源流をたどる 京都盲啞院モノがたり(岸博実)』を読んで思ったこと。 視覚障害教育の源流をたどる――京都盲唖院モノがたり 作者: 岸博実 出版社/メーカー: 明石書店 発売日: 2019/08/05 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブ…

『ケーキの切れない非行少年たち』自尊感情はそれほど必要なのだろうか

宮口幸治さんの『ケーキの切れない非行少年たち』を読んで思ったこと。その2。 その1はこちら『ケーキの切れない非行少年たち』人間はなかなか相手の立場に立って考えられない - メガネくんのブログ。 ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) 作者: 宮口…

「いかに好奇心を育てるか」 ではなく 「いかに好奇心にフタをしないか」

ツイッターで見かけた言葉、『「いかに好奇心を育てるか」 ではなく 「いかに好奇心にフタをしないか」』から。 ほんとに子どもはすごい好奇心も発想力を持ってますよね。大人の自分はいろいろなものを得る中でそれらを失ってしまっている訳で…。「子どもの…

不易と流行「ブームで教育している訳ではない」

他校の校長先生の話を聞いて思ったこと。 不易と流行という言葉がある。 最近はICTやアクティブラーニングなんていうか題の研修会が増えた。働き方改革という言葉もよく聞く。 その校長先生が言われていたのは、「ブームで教育をしている訳ではない」という…

角のない丸い石を作る仕事

僕たちの生きている日本の社会では、ある一定のことができることが求められる。 コミュニケーションもそう 身の回りのこともそう 勉強もそう 仕事もそう 人付き合いもそう 恋愛や結婚もそう どれか1つでもできないとそれだけで下に見られてしまう社会だ。 …