健康の話。
先日は家庭訪問だった。
校区には山あいの地域も含まれ、アップダウンの激しいルートも含まれる。
電動自転車必須の家庭訪問なのだ。
そしてタイミング悪く、家庭訪問前週辺りからお尻の調子が良くなかった。
そう。
痔だ。
痔と家庭訪問…まさに最悪の組み合わせ。
そして家庭訪問初日の前日に、嫌な予感を抱きつつフロアバレーボールの練習に参加をしてしまった。
当然翌日は筋肉痛。
お尻への負担を加減しようと立ち漕ぎを試みるも、太腿への負担から断念せざるを得ない。
必然的にサドルに跨り、振動がお尻にダイレクトに伝わる。
痔は今回が初めてではないので、ロキソニンを服用すれば痛みが緩和され違和感くらいで乗り切れるという浅い知識があった。
なのでロキソニンパワーで家庭訪問初日を終えた。
受診するも塗り薬と痛み止めで大丈夫だろうという診断であった。
「なんとかなりそうだ」そう思っていた。
それが悪夢の始まりなのだとは知らずに…。
夜、激痛で目が覚める。
ロキソニンを飲んでいても痛い。
寝返りをうつたびに痛む尻。
僕は忘れていたのだ。
栄養ドリンクがパワーをくれるのではなく、疲れた体から無理矢理パワーを絞り出すものであるように。
ロキソニンは痛いところを治してくれるものではなく、ただただ痛みを感じなくさせるものであったことを。
2日目は地獄であった。
もうロキソニンでは耐えれない痛み。
そして筋肉痛故に跨らざるをえないサドル。
座るだけで痛むSiri。
そして家庭訪問先の堅い椅子…。
あまりの激痛に2日連続で受診する。
前日には「自転車に乗っても大丈夫だと思いますよ〜」と軽い口調だった先生が、
「そんなに痛むのだったら、大事をとった方がいいですよ」と発言を撤回してくる。
ただ、「そんなに痛むならロキソニンとカロナールを併用すればいいですよ。種類が違うので一緒に飲んでも大丈夫です。」と教えてもらったことが幸いだった。
ちなみにこの日は誕生日。
早退して受診後は、ベッドに横になり、夕飯時以外はベッドで横になって迎えた誕生日であった。
ただロキソニンとカロナールの併用効果か痛みは和らぎ、筋肉痛が治ってきたので立ち漕ぎで家庭訪問を回ることで痔は徐々に快方に向かっていった。
このブログを書いている現在はほぼ完治し、痛みはない。
ロキソニン無しで生活できている。
痔で苦しんでいる間、頭の中でずっと虎舞竜がリピートしていた。
何でもないような事が
幸せだったと思う
なんでもない夜の事
二度とは戻れない夜
幸いにも僕は日常に戻りつつある。
当たり前の日常。
愚かな僕はそれを失ってから、ようやくその大切さに気付くのだ。
健康であることの有り難さに感謝して。
当たり前の大切さを噛み締めるのだ。
みなさん、お尻はお大事に。