メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『暗闇から世界が変わる ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパンの挑戦』目が見えないということ、耳のいい視覚障がい者はずるい

目が見えないということを一時的に体験することはできる。盲学校では新しく着任した教職員へアイマスクを付けた手引きや体験を行うことは珍しくない。 中学校や高校で障がい理解のためにアイマスクをつける体験なんかもある。障がいに対して無関心の状態から…

『加害者家族の話』ほとんど誰も自分がその立場になるとは思っていない

最近、ツイッターを再開してからネット上の不満や否定(適切な批判ではない)、いわゆる炎上などを理由にリアルでよく目にするようになった。 意見が様々にあることはもっともだと思うし、多様性のある社会を目指して行くなら、否定的な意見だって自由に発信…

うちの娘のこども園の話「地味だけどすごい」

先日、うちの娘が通う認定こども園の保護者会に参加した。自分も職業柄、娘の発達を気にしたり、「発達段階的に次の課題はこれ!」と先々進めすぎたりして反省する。そんな教員、保育士あるあるに話が咲いたのだが、そこで劇発表の話になった。 うちのこども…

『自閉症の僕が飛びはねる理由 会話のできない中学生がつづる内なる心』自閉症について考える

自閉症、最近は自閉スペクトラム症(ASD)と呼ばれる発達障がいのひとつ。自閉症への支援は発達障がいへの支援という形で教育や福祉から広がり、多くの場所でパターン化されてきている。 僕は大学生のときに自閉症に出会った。ガイドヘルパーや支援学校生徒…

本当に叱るべきことは何か。何を言うかより誰が言ったか。信頼関係って大事。

昔、教員1年目の頃、クラスにやんちゃな子がいた。教室を飛び出す、悪口、友達に手を出す、からかう、ドッヂボールに負けたら納得できずに暴走などなど。 「悪いことはちゃんと叱らなあかん」そう思っていた当時の僕は叱った。叱って叱って叱りまくった。み…

点字を知って終わりでなく、その先につながってほしくて

Twitterやnote、ブログで視覚障がい教育について発信することになったきっかけは点字のあるものの紹介だった。僕は盲学校で働いている。 点字についての検索が一番多いのは小学四年生らしい。なぜなら国語の授業(光村図書 国語の教科書「だれもがかかわり合…

部活動について「なぜ僕たちは勝てなかったのか」

以前、職場の大先輩(は土日をがっつり部活動に捧げてきた年配の方)との昔の部活動についての話した内容から考えたこと。 僕自身の話です。 僕は小学校も中学校も府内で一二を争う部活動のチームに所属していました。 盆と正月以外には、大会で優勝した翌日…

「種を植える仕事」という言葉について

昔同じ学校で働いている先輩が、「俺らの仕事は種を植える仕事や、その種がいつ花になるかはわからんし、芽がでる保証もない、それでも種を植えるんや」と夜更けの居酒屋で語っているのを聞いて「なるほどその通りだ」と心から思ったことがある。 その先輩は…