2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
どこの支援学校のホームページを見ても、大抵、小中高の縦の連携を重視していますなどと書かれている。 でも、実際は難しい。そして学部同士の仲は大抵悪い。後の学部は、「前の学部の指導が悪かったから…」と言って批判するし、前の学部は「後の学部が自分…
「わからないから勉強嫌い」というのはよく聞く話。僕も高校生になって、わからないから数学が苦手になった。 でも、わからないは、考え方のプロセスを確認したら、より深く理解するための鍵になる。 教員という立場では、間違いは発見の宝物だ。 その子の間…
先輩教員との話から。 その先輩は、自分で自分のことをする自由や快感を「自分で自分の背中をかく快感」と子どもたちに説明しているそうだ。 当たり前の話だけど、自分の背中のかゆい部分の場所やちょうど良い力加減が正確にわかるのは自分だけだ。 他人に任…
人はなぜ嘘をつくのだろうか。 1つは自分が利益を得るために(自分の信頼を守るためも含む)。 2つは他者を騙す快楽のために。 3つは意図せず、事実と自分の知識や考えが異なっているために。 思いつくのは、この3つくらいだろうか。 「大本営発表(辻田真…
「後悔」とは… [名](スル)自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。「短い快楽に永い後悔」「今さら後悔しても始まらない」(コトバンクより) 「あのときこうしていれば…」人間長い人生の中でそう思うことは多いはずだ。 僕が自…
後輩教員と飲んでいたときに自尊感情や自己肯定感、自己効力感について話しているときに言われた言葉。 「僕は劣等感をバネに頑張ってやってきたんですけどね。だから子どもにもガンガンやらせて、できない現実を知るのが大事だと思うんです。そこからはじま…
残念ながら世の中では、「何を言ったのか」よりも「誰が言ったのか」の方が重要視されることが多い。 その時、一定数の人に影響があるのは「その人が率先して汗をかくことができる人かどうか」ということ。 学校という現場では、昔ながらの伝統が大きな価値…
給食指導についての話。 僕は好き嫌いが多い方だ。 辛いもの、苦いもの、ネバネバしたもの、生もの、貝類、エビ、カニなどなど。 辛いものや納豆以外のネバネバなど大人になってから克服したものはあるにはある。 中でも赤くてクニャクニャのアイツ、そう「…
特別支援学校という現場で働いていると、保護者からの希望や期待、あるいは手厚い支援の要求を感じる機会がある。 時代の流れだと思うし、支援学校と言っても全ての教員が支援の専門性を高い水準で持っている訳ではないのでそうなるのだろう。 保護者は誰が…
やってみたい事がたくさんある創ってみたい物が果てしなく散らばっている新しい箱を開くたび たくさんの「?」が飛びだしてくる 私はそのひとつひとつ つかまえて格闘し 味をたしかめて飲み下し名前をつけて あるべき場所に還していくそのくり返し そのため…
子どもに対してどう関わるべきなのか。 子どもとはどういう存在なんだろうか。 手厚い関わり方も、放任する関わり方もある。 どちらの方法でも、子どもに関わる人、保護者や教員は基本的に子どものために良かれと思って行動する。 何事も多くは善意からはじ…
子どもとはなんだろうか。 中世までは子どもは小さな大人と考えられていた。教育するという余裕がなかったこともある。子どもは貴重な労働力だったのだ。 近世以降は子ども観が現れ、子どもを教育するようになり、さらに学校が出現した。 学校は、産業革命が…
ツイッターで「5年続けば趣味、10年続ければ道」という言葉を見かけた。 障がいや福祉と関わって 教員という仕事について 特別支援というフィールドで 盲学校で視覚障がい教育に携わって 10年という月日を考えると、どれも自分の道になったと言えるのだ…
今週のお題「お気に入りの飲み物」が気になったので、今週のお題に初挑戦。 頭に浮かんだのはもちろんコーラだ。 ペプシではない。 ウィルキンソン、全然違う。 エンジェル、いや論外だ。 そう、コカ・コーラだ。 毅然と示されたあの真っ赤なロゴ。 トップシ…
先日、小中学校のバスケットで苦楽を共にした仲間と会った。恩師の退職祝いでだ。 恩師は自分たちの後輩の時代に体罰問題で転勤してしまったのだが、退職祝いとあって在校中の諸先輩方も集まり、非常に盛り上がった。 **念のため確認ですが、僕は体罰を肯…
今日は入学式。 年度末には転勤は保護者に伝えてはいけないルールがあるので、今日が教員が残留かどうかがわかる日だ。 保護者によっては担任発表でガッツポーズする人もいれば、微妙な顔の人、ニコニコ笑顔だけど内心…の人と様々だ。 同じ学校内でも教員に…
過去に担任をしていたときの話。 高校3年生のクラスで生徒は一人、担任一人の環境だった。 秋すぎには生徒の進学先が決まった。 でも「学力や意欲、コミュニケーション力などまだまだで、大学に入っても通用しないんじゃないか」そう当時の僕は思っていた。…
「自分の中に芯を持て」なんていう言葉をよく聞く。 夏前の教員採用試験の面接の時期になるとさらによく聞く。「一人前の教員になるためには芯をもってなければいけないんだ」「熱い想いがなければ教員としてやってはいけない」 自分の中に芯を持つこと、自…
新年度がはじまった。 不思議なもので、年度末に消えかけていたやる気の炎が、なぜか4月になって燃え盛っている。 4月の何が僕に働きかけるのだろう。 僕の人体はどうなっているのだろう。 不思議だ。 新しい出会いに期待しているのだろうか。 学校という…
子どもが熱中できることを大事にしたいと思う。熱中できる何かに出会えてそれにどっぷり浸かれるのは得難い経験だ。 僕自身は勉強の本質は強制されるものではないと思っている。嫌々教員や親から強制されてやるよりも、本人が必要性を感じて主体的に学ぶ方が…