先日文化祭が終了した。
以前のブログ、「省エネでいこう」文化祭の取り組みから - メガネくんのブログに書いたのだけれども、子どもの負担を減らす省エネを目標の一つにして、劇中でムービーを使用してみた。
それ以外にも、恒例の舞台発表と作品展示以外に何かしたいなぁと思って、劇とリンクした昼休みの謎解き体験を用意してみた。
あと他にはほとんど広がらないけれど、社会科で取り組んだ動画作り(今回は歴史に関連するもの)のムービーも展示した。
結果はどうだったんだろうか。
子どもたちは、発表する側も観る側も、謎解きに参加する側も楽しんでいた様子だった。
周りの教員からも概ね好評であった。
目標の省エネは、一部教員に負担があった面はあるが、ある程度達成できた。
でもなんだかモヤモヤが残る。
「良かったよー」と言われても、なんとなく残るモヤモヤ。
そのモヤモヤを決定的にしてくれたのが、反省会の帰りに先輩から言われた一言だった。
「今回の舞台発表イマイチでしたね…」
そうなんだよなぁ。
途中から気付いてはいたんだけれども、今回の発表も謎解きも教員主導で進んでしまった感が強い。子どもたちは受動的すぎたんじゃないかなぁ。
それにムービーでサクッと録画してしまったため、子どもたちが練習を通して身につけた力を発表するという面はあんまりなかったなぁ。ムービーの編集はこっちでやってしまったし。
作品展示をした社会科のムービーは、子どもたちと相談しながら、本人が調べたりまとめたり感じたりしたことを、なるべく本人の言葉で語らせた。時間をかけて丁寧に作っていった。
それには自信があるので、どこに出しても恥ずかしくない作品だ。
でも、舞台発表は違うんだよなぁ。
省エネとか、新しい取り組みをとか、面白いものをとか考えている間に手を出しすぎていたみたいだ。
他人のときは手を出しすぎだとすぐに気付くのに、自分のときは気付くのが遅すぎた。
そして考えてみれば、他の学校の文化祭の発表をもう何年も観ていないなと気付いた。
という訳で、モヤモヤを指摘してくれた先輩は今年転勤してこられた方なので、他の学校のことももっと聞いてみよう。
さらに勉強する機会にしよう。
と反省中。