メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

教育

手を抜くことの大切さ

先日、放課後デイのちゃんとしているちゃんとしていないみたいな話を聞いて思ったこと。 学校も家庭も放課後も子どもの顔が同じということはないし、全てが訓練する場所になると子どもは追い詰められてしまうかもしれない。ゆっくりしたり甘えたりする場も必…

苦手なところではなく必要なところへのアプローチ

すごくしっくりきました。どんなに必要だと周りが思っていても、「本人が」必要と感じて、納得して、選択しない限り、その行動は続かない。無理矢理やらされるのはその強制がなくなった瞬間にやらなくなる(反動も大きい)ので論外。ならどうやったら本人が…

4つの自立を目指して『正しいパンツのたたみ方』

『正しいパンツのたたみ方(南野 忠晴)』 という本を読んで思ったこと。 正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書) 作者:南野 忠晴 発売日: 2011/02/19 メディア: 新書 もう10年も前のことだけど、教諭2年目になるその年に初任者教員…

通訳者あるいは翻訳者として『ニューロダイバーシティの教科書』

「ニューロダイバーシティの教科書(村中直人)」 という本の感想。 ニューロダイバーシティの教科書: 多様性尊重社会へのキーワード 作者:直人, 村中 発売日: 2020/12/11 メディア: 単行本 筆者の村中さん(いつも通り直人さんと呼ばせてもらう)は、個人的な縁…

天使たちと触れ合う時間が無くなる

僕には4歳の娘と2歳の息子がいる。 毎朝、時間に追われながら検温と朝食、着替えなどをこなし、イヤイヤ期真っ盛りの息子の意思を可能な範囲で尊重しながら(この服は嫌だとか、靴は自分で履きたいとかいう主張)保育園へ送り、預ける。それが毎日の日課だ…

鍋を通して都道府県という色あせた素材に彩りを添える

今週のお題「鍋」より 鍋と言われて皆さんは何鍋を思いつくだろうか? モツ鍋、ちゃんこ鍋、トマト鍋にカレー鍋、豆乳鍋、水炊き、ラーメン鍋、石狩鍋、てっちり、かにすき、すき焼き、キムチ鍋などなど。 僕はこのお題を見て思った、「これは都道府県の学習…

ありがとうの種探し

先日読んだ本の感想。 「発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換(大場美鈴)」 という本を読んだ。 発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換 作者:大場 美鈴 発売日: 2020/06/27 メディ…

プリキュアからはじまる学びのススメ

好きなもののパワーはすごいという話と、何からでも学びに繋がるという話。 現在4歳の娘は、トーマス、ディズニー(アナと雪の女王のエルサ)を経て、現在は絶賛プリキュアにハマり中だ。 「いかに好奇心を育てるか」 ではなく 「いかに好奇心にフタをしな…

教育の正解はあるのかという終わらない問い

職場の先輩と話していた話題。 その先輩はこう言う。 「僕は教育の正解って見つけたくないんですよ。だって正解を見つけちゃったらそこで成長が終わっちゃう気がして」 僕は支援学校に勤務している。 今の勤務先は知的障がいの子どもたちを対象にしていて、…

もしもに備えた心の準備がないと、いざというとき動けない

今週のお題「もしもの備え」について 教員という仕事柄、年に数回避難訓練を行う。 だらけた避難訓練は嫌いだ。 やらない方がマシだと思う。 表面的な知識では意味がない。 大半の人は、いざというときに思考が硬直化するし、ほとんど動けなくなる。 自分の…

同じ方向を向くことの大事さと難しさ

ある地域の中学校を見学して聞いた話。 その学校はなかなかしんどい学校だったそうだ。 大半の子どもたちが授業に参加せず、教室にも入らず、ルールを破り、指導には暴力で反抗する。窓ガラスや壁は壊れ、教員は力で抑えようとするもできず、疲弊していった…

「使える、使えない」で終わらず、次に繋げるための工夫

ある記事の紹介。 「使える、使えない」といった言葉で切り捨ててしまうと、そこで全部終わってしまうんでしょうね。そこで終わらずに次に繋げていくための支援が、教員である僕がやること、そして、伝えること、広げていくことなんですよね。 https://t.co/…

遺伝が語る世界『もっと言ってはいけない』

『もっと言ってはいけない(橘 玲)』を読んで思ったこと。そのに。 もっと言ってはいけない(新潮新書) 作者:橘玲 発売日: 2019/01/25 メディア: Kindle版 前の本でも取り上げられていた遺伝の影響。 言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) 作者:橘 玲…

データが語る世界『もっと言ってはいけない』

『もっと言ってはいけない(橘 玲)』を読んで思ったこと。そのいち。 もっと言ってはいけない(新潮新書) 作者:橘玲 発売日: 2019/01/25 メディア: Kindle版 本によると2013年に実施されたPIAAC(国際成人力調査、16歳から65歳の成人を対象として、社会生活…

自分がされて嫌なことを他人にしてはいけない

前回の続き。 相手の気持ちを考えなさいという意外と無理難題 - メガネくんのブログ 「自分がされて嫌なことを他人にしてはいけない」 「自分がされて嬉しいことを他人にしてあげなさい」 これも子どもに言いがちなフレーズだ。 でも僕はこの言葉が失敗する…

相手の気持ちを考えなさいという意外と無理難題

子ども同士のトラブルのとき、よく「相手の気持ちを考えなさい」という言葉をよく聞く。 でもよくよく考えてみて、僕たちは自分でない他者の気持ちをどこまで理解することができるのだろうか。 ある本を読んでいて「相手の気持ちを考えるってやっぱり難しい…

僕たちは本当にルールを守るだけの子を育てたいのか

前の話の続き。 ツーブロックはなぜダメなのか - メガネくんのブログ ツーブロックでも茶髪でも金髪でもそうなのだけれど、大人や学校はなぜいろんなことを禁止したり、ルールを守ることを強要するのだろうか。 それはルールを守る人になってほしいという思…

ツーブロックはなぜダメなのか

僕が働き始めた10年ほど前は校則で髪型のツーブロックが禁止という学校が多かった。今では一定の市民権を得ているツーブロック。当時は不良の髪型というイメージがあり、ツーブロックを認めると、それがそのまま飲酒や喫煙、万引きなどにつながってしまうと…

矛盾するこころ『「こころ」の本質とは何か』

『「こころ」の本質とは何か』という本を読んで思ったこと。 「こころ」の本質とは何か (ちくま新書) 作者:滝川一廣 発売日: 2004/07/06 メディア: 新書 この本は統合失調症、精神遅滞、自閉症、不登校というそれぞれの面からこころについて捉えてくれる。 …

ルールを守り続けるために 制約と誓約

学校という閉じられた場にいるとルールについていろいろ考える場面がある。 例えば見出しなみ。 髪を染めたりピアスをしたり。 ①学校のルールとして決められていることを守らないといけないという意見がある。ルールを守れる力は大事だ。 ②卒業後の進路先、…

勝利への執念

最近ウチの娘の話。 ちょっと前まで4歳前だった娘が神経衰弱にハマっている。 ちょっと神経衰弱で負けがこんできた娘が並べる前に数字を確認しながら並べていて、叱るよりも前に坊や哲の印南さんを思い出して、注意する妻の横で、「ヒロポンもなしにトラン…

ソノカラカイノハイケイニハ

Twitterで「特別支援学級の子に強く当たる、時にはいじめてしまう通常学級の子。この子こそ助けてあげたい。」という言葉を見つけて思った話。 ダメなことはダメなんだけれども、その背景に何があるのかな?を考えないと解決には至らない(解決できるとは限…

子どもにつけさせたい力 教わるのか学ぶのか

僕は盲学校で働いている。 目の見えない子や見えにくい子がいる学校だ。 見えないということのがどういうことか、実感するのはなかなか難しい。 多くの人が想像するのは、今、見えている自分が突然見えなくなった姿であって、ずっと見えない・見えにくいまま…

コントロール感あるいは褒めすぎることの弊害

コントロール感についての話。 コントロール感、自己選択自己決定の話や親の指示や褒められることだけがモチベーションの子が失敗を親や教員を含めて周りのせいにするようになる実体験も含めてのはわかる気がします。— メガネくん@盲学校からの発信 (@tattum…

撒いた種が芽吹き咲き誇るところを見ることができるという奇跡

先日、自分が担任をした子たちの弁論を見学できる機会をいただけた。 去年担任した子たち、一昨年担任した子たち。 自分が関わった子たちが成長していく姿を見ることができるのは、幼稚部から高等部まである盲学校や支援学校などの大きな魅力だと思う。 もと…

自由と規律、あるいは制限

自由とはなんだろうかという考察。 自由だからなんでもできるのだろうか。 何をやっても自由という言葉は僕に北斗の拳の世紀末の世界を連想させる。 「ヒャッハー汚物は消毒だー!」 「生きていられるだけありがたいと思えムシケラども!!」 「ヒャッホー!…

子どもは親の言うことは聞かないが、親の行動は真似る

子どもに「〇〇しなさい!」と言ってもなかなかしてくれないですよね。 特に「時間がないから早く〇〇して!」なんてときに限ってうちの子はのんびりしていたり、服を着替える前に他のことをはじめたり… それはもちろん、子どもにはこちらの立場や考え、〇〇…

自分の思う自分像と他人の思う自分像

道徳での取組みから考えたこと。 自分とはなんぞやという話。 真面目である、慎重である、積極的である、気がつく、楽しい、明るい、リーダー的であるなどのいくつかの項目で、当てはまる、どちらともいえない、当てはまらないの3択で、①自分について、②友だ…

子どものために手を出さずに我慢して見守ること

盲学校の先輩方との話から。 僕たち教員が子どものために出来ることってなんだろう。何でもやってあげることが、本当にその子のためになるのか。もちろん付き合いが長くなり、関係ができてこちらにある程度のスキルがあれば何をして欲しいかは雰囲気でわかる…

子どものことをどれだけ知っているのか

学校で関わる子ではなく、うちの家の子の話。 先日、保育園で3歳の娘の懇談をしてきた。 (娘の懇談なので早退しますと言うと驚かれたので、保育園での懇談って珍しいのかな) 仕事で子どもたちと関わるときと同じように、家庭で娘と関わらないようにしてい…