教育
仕事の話。 教員というのは特殊な仕事だ。 法律によって残業代は一律4%と定められている。 つまりどれだけの時間残業しても、残業代が稼げるわけではない。 僕が学生の頃は、土日の部活指導の手当は1日500円だったというから、その頃よりは改善された…
本の感想。 『死にたいけどトッポッキは食べたい(ペク・セヒ)』という本を読んだ。 死にたいけどトッポッキは食べたい 作者:ペク・セヒ 光文社 Amazon この本は気分変調性障害(ひどい憂鬱症状を見せる主要憂鬱障害とは違い、軽い憂鬱症状が続く状態)にかか…
本の感想。 ランキング参加中読書 という本を読んだ。 子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書) 作者:森口 佑介 PHP研究所 Amazon 最近よく耳にする「非認知能力」について具体的にどんな力を指すのか、その力がどうやって育まれる/あるいは失…
本の感想。 『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち(おおたとしまさ)」という本を読んだ。 ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち 作者:おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教育虐待、毒親、教室マルトリートメント…教…
娘の話。 今朝、娘が珍しく早起きし、こちらがなにも言わずとも着替えはじめ、朝ごはんを食べ、洗顔や歯磨きを終えると、「確認しないと!」と朝のやることリストを自らチェックしていた。 リストを確認し終えると「やること全部終わったので、フリーレンの…
本の感想。 ランキング参加中読書 タイトルは『自閉症の僕の七転び八起き(東田 直樹)』という本にあった一文。 自閉症の僕の七転び八起き (角川文庫) 作者:東田 直樹 KADOKAWA Amazon 支援者が成果だけに注目しがちなのは、毎日やっていると、練習が当たり前…
できないことを責めるのか、頑張ったことや挑戦したことを認めるのかという話。 という本を読んでいる。 子育てコーチングの教科書 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon その本の中で心に残っているフレーズがある。 「世の中には 2種…
子どもの保育園の話。 ランキング参加中教育 長女の6年間にわたる保育園生活が終わった。 最後の連絡帳には先生からのこんなコメントが書いてあった。 ●●ちゃんの笑い声にたくさんパワーをもらいました。 ●●ちゃんの頑張る姿もふくれっつらも笑顔も全部●●ち…
本の感想。 ランキング参加中読書 ランキング参加中教育 『「けテぶれ」授業革命!(葛原祥太)』という本を読んだ。 「けテぶれ」授業革命! 作者:葛原 祥太 学陽書房 Amazon 以前読んだ『「けテぶれ」宿題革命!(葛原祥太)』の姉妹本とでもいうべき本だ。 「けテ…
笑顔の話。 卒業式の練習をしているときに真剣な表情で練習に取り組んでいる子どもたち。 それはそれで素敵なんだけれど。 証書を受け取る係役で座り、緊張した面持ちで歩いてくる子どもたちに向けてとびきりの笑顔を送ってみる。 僕の顔を見て笑顔で答えて…
考え方の違いの話。 教員という仕事柄、世間で「学校ではこんなことも教えていないのか」なんて言われることもある。 また僕たちの子どもへの評価に対して「もっとできているはずなんですけど」と保護者から言われることもある。 そういう時は大抵、考え方の…
保育園の卒園式の話。 ランキング参加中教育 長女の卒園式があった。 教員生活は14年目なので卒業式みたいな式典の運営側は体験してきたのだけれども、自分が保護者としてお祝いされるのはなんとも言えない変な感じだ。 式次第を見て『ね』の歌詞が載ってい…
仕事の話。 以前書いたブログの続き。 2.0の人と0の人で成り立つ世界 - メガネくんのブログ 教員という世界について先輩からこんなことを言われたことがある。 「一般校は仕事量が1.5の人と0.5の人で成り立っている。そして支援学校は2.0の人と0の人…
卒業式の話。 僕の勤務する支援学校では、卒業式の証書授与の際に担任が名前を呼ぶだけでなく、その生徒への短いメッセージを伝えるという伝統がある。 以前の学校では呼名だけであり、学校によって違うんだなぁくらいにしか思っていなかった。 そして今年は…
本の感想。 ランキング参加中読書 『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』という本を読んだ。 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード (小学校1年生~…
子どもの発表会の話。 先日、子どもの保育園の発表会があった。 年少・3歳児の息子(4)と年長・5歳児の娘(6)の合奏や歌、劇の発表。年長の娘にとっては園での最後の発表会だ。 随分前のブログで書いたが、ウチの保育園はすごい。 うちの娘のこども園…
仕事の話。 ランキング参加中教育 先日、支援学校の中学部へ高等部の先生に来てもらい話をしてもらう機会があった。 義務教育ではなくなること 卒業したら社会へ出て仕事をするために勉強する場であること 年齢に伴い心身が成長し、大人になる時期であること…
入学式の話。 何も言わんでも ええねん 何もせんでも ええねん 笑い飛ばせば ええねん 好きにするのが ええねん 感じるだけで ええねん 気持ちよければ ええねん それでええねん それで (えー えー えー ええね) ウルフルズ『ええねん』 勤務先で3度目の…
僕が出会った子どもたちの話 今うちには0歳児の娘がいる。 当たり前だけれど赤ちゃんにはなにかを伝えるために「泣く」というコマンドしか備わっていない。 うちはもう3人目なので、泣き方の感じで「オムツかな?」「おっぱいかな」「とりあえず眠くて泣い…
仕事の話。 先日、職場の教科会で、転勤してからの期間で自分がつくってきた教材を紹介する場があった。 そんなことをしているのには個人的な思いがある。 これからはいろんなものをシェアする時代だし(職場に限らず広く公開してもいいんじゃないかと思う)…
本の感想。 ランキング参加中読書 『ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性(ダフナ・ジョエル/ルバ・ヴィハンスキ)』という本を読んだ。 ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 作者:ダフナ・ジョエル,ルバ・ヴィハンスキ 紀伊國屋書店 Amazon 要約す…
仕事の話。 今の職場も3年目。 3年目ともなるといろんな仕事が降りかかってくる。 いろんな無理難題も降りてくる。 全部を自分でやりたい訳ではないのだけれど、新しい事業でどうしたらいいのか自分でもわかっていないことを人に振るのは心苦しいこともあ…
宿題の話。 ランキング参加中教育 今年小学生に上がった甥っ子が宿題に辟易しているそうな。 担任の先生から毎日「あ」や「い」のひらがなを30回書く宿題が出されて、甥っ子は「なんでこんなんやらなあかんねん!」とおかんむり。 妹に説得されなんとかや…
子育ての話 テレビ見過ぎ! ゲームやりすぎ! 遊んだら片付ける! 早く寝る! 好き嫌いせず食べる! 親の立場で子どもたちに注意する。 そんな場面は日常茶飯事だ。 もちろん子どもが憎くて注意するわけではない。 子どものためを思っての注意だ。 でも、ふ…
本の感想。 ランキング参加中読書 『誰が「働き方改革」を邪魔するのか(中村 東吾)』という本を読んだ。 誰が「働き方改革」を邪魔するのか (光文社新書) 作者:中村 東吾 光文社 Amazon 働き方改革や働き方のダイバーシティ:多様性は好もうと好まざろうと確実…
仕事の話。 信頼できるベテランの方が退職された。 「それはちょっとおかしいんじゃないかな」 「その理由はちょっと納得できない」 流れてしまいそうな雰囲気に呑まれず、きちんと自分の芯を持って対応し、僕たちが何を大事にしなければならないのかを問い…
本の感想。 ランキング参加中読書 『風俗嬢の見えない孤立(角間惇一郎)」』という本を読んだ。 風俗嬢の見えない孤立 (光文社新書) 作者:角間 惇一郎 光文社 Amazon 風俗が貧困女性のセーフティネットと言われている。だが実態は違うそうだ。風俗店側は、キャ…
本の感想。 ランキング参加中読書 『ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ(秋田 稲美)」』という本を読んだ。 ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ (中経出版) 作者:秋田 稲…
僕は支援学校で働く、いわゆる教育公務員である。 公務員になるには試験に通る必要があり、僕も教員採用試験というのを突破して今の職についている。 「公務員や教員は世間を知らない」とはよく言われる言葉だが、その原因の一つに公務員の仕事にノルマや生…
本の感想。 ランキング参加中読書 『緩和ケア医が、がんになって(大橋洋平)』という本を読んだ。 緩和ケア医が、がんになって 作者:大橋 洋平 双葉社 Amazon 自分はながらく特別支援学校で働いてきた。大半は盲学校、視覚特別支援学校で働き、目の見えない、…