メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

生徒会…書記で立候補してくれないか?と言われた自分を思い出す

選挙の話。 ランキング参加中教育 先日、勤務先の学校で生徒会選挙があった。 当たり前だが、それぞれの職で選ばれる人数は決まっている。 当選し、選ばれる子がいる一方で、落選し、選ばれない子がいる。 落選した子は「落ちてもいいんで、自分の経験にした…

芸術は呪術である。

先日万博記念公園へ行った際に太陽の塔の内部に立ち入った。 幼い頃に祖父母の家への行き帰りにはこの太陽の塔の前を通り、その度に常にこちらを見ているような黄金の顔に怖さを感じつつ、毎回車窓から覗いてしまう自分がいた。 その内部にはもう一つの顔と…

今、もっているもので一番古いもの

読んでいる本に出てくる題材から作文してみようチャレンジ その1。 ランキング参加中読書 国語をめぐる冒険 (岩波ジュニア新書 938) 作者:渡部 泰明,平野 多恵,出口 智之,田中 洋美,仲島 ひとみ 岩波書店 Amazon 今、持っているもので一番古いもの そう言わ…

「ごめんなさい」を繰り返して「ありがとう」へ繋げていく

僕は妻と生活をはじめたときに、「ごめんなさい」を「ありがとう」にしようと決めました!ちょこちょこごめんなさいはありますが、娘も息子も含めてありがとうがたくさんあふれてます!おすすめです! https://t.co/DgJCzAc1EJ— メガネくん@盲学校からの発信…

コミュニケーション能力と知識を学んでいくための知識と技能

本の感想。 ランキング参加中読書 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井 紀子)』という本の感想 その2。 AIは万能ではないのだけれども非常に強力なライバルです。 - メガネくんのブログ AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者:新井 紀子 東洋経済新…

AIは万能ではないのだけれども非常に強力なライバルです。

本の感想。 ランキング参加中読書 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井 紀子)』という本を読んだ。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者:新井 紀子 東洋経済新報社 Amazon Kindle unlimitedで読みたかった本が読めるのはありがたい。 新井先生のこ…

幸せについての言葉を巡る中で…

幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が 繰り返すようなものじゃなく 大切な人に 降りかかった雨に傘を差せる事だ 瞬きもせずに目を凝らしても 見つかる類のものじゃない だからそばにいて欲しいんだよ (back number『瞬き』) 朝からラジオでback numberを聴いて…

子どもたちとわくわくを共有する至福の時間

本の感想。 ランキング参加中読書 「あそびのじかん(しみずみえ)」という本を読んだ。 あそびのじかん ― こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方 作者:しみずみえ 英治出版 Amazon そっか、そうだよな。 変に小難しく考えていたものが一気にほぐれた…

知らないと言える環境は大事、子どもにも大人にも

本の感想。 ランキング参加中読書 「THE TEAM(麻野耕司)」 という本を読んだ。 THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book) 作者:麻野耕司 幻冬舎 Amazon いろいろな学びがあったのだけれども、会議などの場で「無知だと思われる」「無能だと思われる」「邪魔だと思…

レンガを積むだけではモチベーションは上がらないし、崇高な理念だけではなにも前に進まない

レンガ積みの話。 世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、 「ここでいったい何をしているのですか?」 と尋ねた。 「何って、見ればわか…

学びについての考察と、困難なことにも「受けたもーう」の精神

本の感想。 ランキング参加中読書 『ブッダが教える愉快な生き方(藤田 一照)』という本を読んだ。 ブッダが教える愉快な生き方 NHK出版 学びのきほん 作者:藤田一照 NHK出版 Amazon いろいろなことを示してくれる内容があった。 1つは学び方について。 私が…

甘味をめぐる息子と僕の戦い

もうすぐ3歳になる息子の話。 2人目の子どもということもあり、またお姉ちゃんが目の前でいろいろ食べているということもあり、姉のときには「チョコはまだだめ」「ジャムは大きくなってから」「鯛焼きは皮だけ」なんて言っていたのが嘘みたいに食べものに…

王様の耳はロバの耳の穴のような

人は劣等感や不平不満、苛立ち、罪悪感とは無縁では生きていけない。 誰しもが多かれ少なかれそれらを抱えながら生きている。 でもそれを溜め込みすぎると人は駄目になる。 どこかでそこ溜め込んで重く固まったこころの声を叫ばないと…。 昔、僕は優しいとい…

死ねばチャラだと思っていたけれど

ある本を読んでいて、20歳頃まで最悪死ねばいい、そうすればなんとかなるみたいなことが書いてあった。 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 作者:借金玉 ダイヤモンド社 Amazon 「死ねばいいや」ーこれは2…

可愛い子には旅をさせよ、いや旅だけじゃなくいろいろさせた方がいいかもよ

Twitter上で幼少期の経験が、大人になってからの嗜好や思考に大きな影響を与えるという話を聞いた。 例えば海外旅行なんかは、幼少期に行く経験がなければ、そもそも海外へ行くという発想を持たないまま大人になる人が多いという。 お金の有る無しだけではな…

溢れんばかりの正しさの主張の中からしないことを選ぶ

本の感想。 ランキング参加中読書 「しないことリスト(pha)」 という本を読んだ。 しないことリスト 作者:pha 大和書房 Amazon 一番インパクトがあったのが最初の見開きのページ。 世の中に氾濫している「正しさ」に押しつぶされて息ができない、そんな感覚に…

自由の相互承認をする場としての学校を模索する

本の感想。 ランキング参加中読書 『勉強するのは何のため?(苫野一徳)』という本を読んで考えたこと。 勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方 作者:苫野一徳 日本評論社 Amazon 学校は学ぶ場であり、「なぜ学ぶのか(もちろんその問いに対して…

妻への手紙

本の感想。 ランキング参加中読書 『ツバキ文具店(小川糸)』という本を読んだ。 ツバキ文具店 (幻冬舎文庫) 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon 代書屋という誰かの代わりに手紙を書く仕事をしている女性、鳩子が主人公の物語だ。 離婚の挨拶文、かつての幼馴染み…

世の中は需要と供給で成り立っている

「世の中は需要と供給で成り立っている」というJ先輩の話から。 多くの方が中学校3年生の社会科公民分野で、アダム=スミスや神の見えざる手、需要供給曲線や均衡価格などの言葉とともに習った内容であろう「需要と供給(需給関係とも)」 ようは売る人と買…

人と人との関わりが織り重なってその人を紡いでゆく

本の感想。 ランキング参加中読書 『木曜日にはココアを』という本を読んだ。 木曜日にはココアを (宝島社文庫) 作者:青山美智子 宝島社 Amazon ココア、幼稚園、結婚、青い下着、新婚旅行、サンドイッチ、魔女、緑、ジャカランダとサクラ、そして恋文、それ…

僕はコカ・コーラを楽しみにしているのか、それとも我慢してコカ・コーラを飲むというシチュエーションを求めているだけなのだろうか

久しぶりにコーラを飲んだ話。 今日は無駄にブログを書いている。 前にもブログで書いたのだけれども、炭酸飲料を飲み過ぎて甘味を感じなくなっている自分に気付き、炭酸をしばらく絶って久しぶりにコカ・コーラを飲んだらめちゃめちゃ美味かった。 甘味の犯…

利用者と支援者という固定観念の枠を取っ払う

本の感想。 ランキング参加中読書 『ソーシャルファーム(NPO法人コミュニティシンクタンクあうるず)』という本を読んだ。 ソーシャルファーム〜ちょっと変わった福祉の現場から〜 創森社 Amazon その前にもソーシャルファームに関連する本を読んだのだけれど…

ちょっとチルってみてもいいんじゃない?

夏休みに入ったけれど、会議や研修やらシラバスやら片付けやら「ちょっとこのパソコンの画面が…」と声をかけられたりでなかなか仕事が進まない。 2学期の授業準備を粗方終わらせてしまうというのが目標なのだけれど。 思ってた通りに夏休みを有効活用できた…

回らない組織や失敗を個人だけの責任にしないために

本の感想。 ランキング参加中読書 『「かまってちゃん」社員の上手なかまい方(大野萌子)」』と『心を折る上司(見波利幸)』という本を読んだ。 「かまってちゃん」社員の上手なかまい方 (ディスカヴァー携書) 作者:大野萌子 ディスカヴァー・トゥエンティワン Am…

心はいつも全力少年

この連休の出来事を振り返る。 今日は実家で我が子と姪甥とプールと水鉄砲で遊んだ。 4体1の圧倒的不利な状況。 もちろんかけられたらかけ返す、倍返しだ。 服はびしょびしょ。 耳の奥にすごい勢いで水が入る。 疲労困憊で昼からは爆睡だ。 昨日はリンゴ飴…

不自由な旅の思い出『ライフトラベラー』

本の感想。 ランキング参加中読書 『ライフトラベラー 人生の旅人(喜多川 泰)』という本を読んで思ったこと。 ライフトラベラー 人生の旅人 作者:喜多川泰 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 旅の話かと思いきや人生の話。 いや、LIFE IS JOURNEYとい…

トムソーヤのペンキ塗りのように

昔々の話なのになぜか記憶に残っているシーンがいくつかある。 夕食に出たカマスという魚に「なんでカマスって言うのる」と母親に聞いたら、母親は僕の指をその魚の口元に持っていき、ガブっとして「こうやって噛むからカマスやで!」と言ったら勢い良すぎて…

『親は子に何を教えるべきか』

本の感想。 ランキング参加中読書 「親は子に何を教えるべきか(外山滋比古)」 という本を読んだ。 親は子に何を教えるべきか (PHP文庫) 作者:外山 滋比古 PHP研究所 Amazon 1991年のことだから随分と前の本である。 でも家庭でのしつけの肩代わりを求められる…

目指すべきは子どもの「より良い状態」

本の感想。 ランキング参加中読書 『ひきこもりはなぜ「治る」のか?(斎藤環)』という本を読んだ。 ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫) 作者:斎藤 環 筑摩書房 Amazon いくつか忘備録的に。 不登校やひきこもりに関しては、何が…

そして僕らは今日も「きっつー」と言って荒波を乗り切る

本の話。 ランキング参加中読書 『ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場にずっと……と考えると胃に穴があきそうになる。(フミコフミオ)』という本を読んで考えたこと。 ぼくは会社員という生き方に絶望はしていない。ただ、今の職場に…