メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

息子を甘やかす日

息子の話。 わが家の息子はもう5歳。 最近は思い通りにならないことに対してイライラしたり、無理とわかっていることに対してわがままを言ってしまう… 姉とどっちのケーキかを巡るジャンケンに負けて泣き 手洗いやお風呂、歯磨きの順番をめぐって喧嘩し 野…

「ビ」やない「ヴィ」や

上の娘の話。 小学1年生の娘が先日のクリスマスにサンタさんからのプレゼントでセーラームーン全巻を貰った。 うちの娘は誰に似たのか漫画が大好きで、毎週僕が買ってかえるジャンプを何度も読んでいて、好きな漫画はアオノハコなのだそうだ(小1に恋愛漫…

歓喜と絶望の狭間

カップヌードルの話。 前にもブログに書いたのだけれども僕はエビが嫌いだ。 小学校の頃は、給食にエビが出ると掃除時間が終わつて「もういいよ」と言われるまで席で黙って耐えていた。 食べるように強要され、食べたエビを嘔吐し、自分で片付けたのも今とな…

名前を言ってはいけないアレ

わが家の話。 うちの1歳半になる娘は食いしん坊だ。 どのくらい食いしん坊かと言うと、 朝ごはんに食パン1枚とバナナ半分を食べる。 ぶどう狩りでぶどうを一房近く一人で完食する。 いちご狩りでは1パックは食べるし、 みかん狩りのときも止まらなかった…

魔法の言葉「どーぞー」

娘の話。 先日、『言語の本質(今井むつみ/秋田喜美)』という本を読んだ。 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美 中央公論新社 Amazon 今井むつみさんの本は『ことばの発達の謎を解く』も面白かった。 ことばの発…

子どもたちへの想い

本の感想。 『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち(おおたとしまさ)」という本を読んだ。 ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち 作者:おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教育虐待、毒親、教室マルトリートメント…教…

Million Films

娘の話。 先日1歳半の娘と2人で公園に遊びに行った。 歩き始めるのが遅かった娘なのだが、歩き始めてからは楽しくて仕方のないようで、抱っこや手繋を拒否して歩き回る。 季節柄、公園内にはどんぐりがたくさん落ちている。それをまるで宝物を見つけたと言…

目標って大切だなぁとしみじみ感じる

娘の話。 今朝、娘が珍しく早起きし、こちらがなにも言わずとも着替えはじめ、朝ごはんを食べ、洗顔や歯磨きを終えると、「確認しないと!」と朝のやることリストを自らチェックしていた。 リストを確認し終えると「やること全部終わったので、フリーレンの…

中毒性の高いアレ

商品紹介。 勤務先の子どもがハマっていると聞きつけて、例の調味料を購入してみた。 そう…ほりにしアウトドアスパイスだ。 アウトドアスパイス 「ほりにし」 2本セット アウトドアスパイス ほりにし Amazon 積極的にアウトドアに出かけて野外でBBQをするタ…

サイクルの早い娘の笑い

家族の話。 もうすぐ1歳半になる末っ子の娘はよく笑う。 散歩をしていると近所の人に笑いかけ、 「かわいいね〜」と言われるとニコッと笑う。 バイバーイと言いながら手を振り、愛想を振り撒いてくれる。 おやつのとき、 ごはんのとき、 大好きな果物を目に…

リビングの中心で「もう限界だー」と叫ぶ

お家の話。 先月、妻がコロナに感染した。 なので6日間は寝室で隔離状態。 僕が家事育児を一手に引き受ける必要がある。 我が家には小学校1年生の娘(7)、保育園年中の息子(4)、保育園0歳児クラスの娘(1)の3人の子がいる。 幸いなことに現在は5…

アメリカで触れた当たり前の優しさ

本を読んで思い出したグアムでの体験についての話。 ランキング参加中読書 「ライトハウス(吉田 州史)」 という本を読んだ。 ライトハウス 作者:吉田 州史 Amazon 視覚障がい者を主人公にした小説…なのだと思う。 ただ個々のエピソードがとても具体的で盲学校…

美化される偉人、ヘレン・ケラーによる障がい者への呪縛

本の感想。 ランキング参加中読書 『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙(ジョージナ・クリーグ/中山ゆかり)』という本を読んだ。 目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙 作者:ジョージナ・…

亀には亀の苦労がある

本の感想。 ランキング参加中読書 タイトルは『自閉症の僕の七転び八起き(東田 直樹)』という本にあった一文。 自閉症の僕の七転び八起き (角川文庫) 作者:東田 直樹 KADOKAWA Amazon 支援者が成果だけに注目しがちなのは、毎日やっていると、練習が当たり前…

最高の時間

映画の話。 スラムダンクの映画『THE FIRST SLAM DUNK』を観た。 【以下、ネタバレが嫌な人は注意↓↓↓】 以前も書いたかもしれないが僕はスラムダンクのファンだ。大ファンだ。 小学生でミニバスをやっていた時期かちょうどスラムダンクのアニメの時期だった…

愛される障がい者という嫌な響き

本の感想。 『ことばは光(福島 智)』という本を読んでいて考えたこと。 ランキング参加中読書 著者の福島さんは、盲ろう、全く見えず聞こえずの世界にいる。母親が考案した指点字を使って学び、日本で初めて大学へ進学し、大学教授になった方だ。 読んだ本の…

誰かを認める人になる

できないことを責めるのか、頑張ったことや挑戦したことを認めるのかという話。 という本を読んでいる。 子育てコーチングの教科書 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon その本の中で心に残っているフレーズがある。 「世の中には 2種…

素敵な妄想

本の感想。 ランキング参加中読書 『異彩を、放て。(松田 文登/松田 崇弥)』という本を読んだ。 異彩を、放て。: 「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える 作者:松田 文登,松田 崇弥 新潮社 Amazon ヘラルボニーという会社を立ち上げた2人の物語だ。 …

今目の前にあるものが実は当たり前ではなく奇跡的なものなのかもしれないということ

本の話。 ランキング参加中読書 『奇跡のフォント(高田 裕美)』という本を読んだ。 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 作者:高田裕美…

わたしがあなたを好きな理由

子どもの保育園の話。 ランキング参加中教育 長女の6年間にわたる保育園生活が終わった。 最後の連絡帳には先生からのこんなコメントが書いてあった。 ●●ちゃんの笑い声にたくさんパワーをもらいました。 ●●ちゃんの頑張る姿もふくれっつらも笑顔も全部●●ち…

蘇る黄金の時代

久しぶりに会った前の職場の方々の話。 コロナも落ち着いてきて自粛ムードも落ち着いてきた今日この頃。 コロナ禍の中で結婚された先輩のお祝いパーティーが開催された。 まるで同窓会みたいな雰囲気の中、盲学校で一緒に働いた懐かしい思い出話に花が咲く。…

越えられない壁に挑むためには

壁の話。 ランキング参加中教育 あなたは壁にぶつかったときにどうするのか? 「頑張る」「努力する」といった力技で真正面から挑む? 壁を乗り越えるために頑張るのは大変だから逃げ出す?別の道を探す? 自分の力だけでは難しそうだから周りの力を借りる?…

教育の目的って知ってます?

本の感想。 ランキング参加中読書 ランキング参加中教育 『「けテぶれ」授業革命!(葛原祥太)』という本を読んだ。 「けテぶれ」授業革命! 作者:葛原 祥太 学陽書房 Amazon 以前読んだ『「けテぶれ」宿題革命!(葛原祥太)』の姉妹本とでもいうべき本だ。 「けテ…

笑顔の力

笑顔の話。 卒業式の練習をしているときに真剣な表情で練習に取り組んでいる子どもたち。 それはそれで素敵なんだけれど。 証書を受け取る係役で座り、緊張した面持ちで歩いてくる子どもたちに向けてとびきりの笑顔を送ってみる。 僕の顔を見て笑顔で答えて…

「知る」と「わかる」、「できる」と「やっている」

考え方の違いの話。 教員という仕事柄、世間で「学校ではこんなことも教えていないのか」なんて言われることもある。 また僕たちの子どもへの評価に対して「もっとできているはずなんですけど」と保護者から言われることもある。 そういう時は大抵、考え方の…

フィールドはこの世界なのだ

本の話。 ランキング参加中読書 『同志社大学神学部(佐藤 優)』という本を読んだ。 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) 作者:佐藤 優 光文社 Amazon 佐藤優さんの本を読んだのは多分世界史関連の本が最初だった。 彼の語る…

「育ててくれてありがとう」という娘のことば

保育園の卒園式の話。 ランキング参加中教育 長女の卒園式があった。 教員生活は14年目なので卒業式みたいな式典の運営側は体験してきたのだけれども、自分が保護者としてお祝いされるのはなんとも言えない変な感じだ。 式次第を見て『ね』の歌詞が載ってい…

続・2.0の人と0の人で成り立つ世界

仕事の話。 以前書いたブログの続き。 2.0の人と0の人で成り立つ世界 - メガネくんのブログ 教員という世界について先輩からこんなことを言われたことがある。 「一般校は仕事量が1.5の人と0.5の人で成り立っている。そして支援学校は2.0の人と0の人…

妖精と共に消えた歯

乳歯の話。 6歳の娘の歯が抜けた。 僕が子どもの頃からの伝統?で、わが家では抜けた乳歯を特に保管はしていない。 上の歯が抜けたら地面から屋根の上へ、下の歯が抜けたら2階から庭へ「ねずみの歯ーとー変えとくれー」と言いながら投げている。 ただここ…

なぜなのか 急に飛び出す 関西弁

卒業式の話。 僕の勤務する支援学校では、卒業式の証書授与の際に担任が名前を呼ぶだけでなく、その生徒への短いメッセージを伝えるという伝統がある。 以前の学校では呼名だけであり、学校によって違うんだなぁくらいにしか思っていなかった。 そして今年は…