5時に帰る方法は5時に帰ることについての話。
あなたは帰りたい時間に帰れてますか?
— かわひ〜 (@whiteteacher3) 2019年8月11日
5時に帰る方法は5時に帰ること。
その真髄とはーー。
残業80%減らした教師が実践する5時に帰る最効の行動(前編)|かわひー @whiteteacher3|note(ノート) https://t.co/4XFYcU2WRd
若かりし頃、結婚する前実家暮らしだった頃は残業するのが当たり前だと思っていた。
盲学校に転勤してすぐの頃は、点字に触れるのが初めてで、かつ教えたことがないどころか一から通して学んだことのない世界史を教えることになり、週4コマある世界史Bのプリント作りに追われ、残業に次ぐ残業の日々だった(盲学校はクラス数が少なく、一般高のように複数クラスで同じ授業をすることがないので、1コマの重みが違う)。
ちなみに大学で教員免許のために学んだ世界史概論Iはフィリピン史で世界史概論IIはアメリカ合衆国シカゴの移民史であった、概論とは一体…
毎日部活で汗を流して22時くらいまで残業して帰って寝る日々。
当時を振り返ってみると、生産性はそんなに高くなかった。残業すればいいやと思って悪戯に時間を浪費していた。
自分の残業時間に合わせて、時間の価値を低く見積もっていた。
疲れが溜まり、授業中に眠気に襲われることも珍しくなかった。余裕がなく、イライラしている日も多かった。
また残業をしていない=仕事量が少ないと思い込んでいた。そしてすぐに帰る教員は仕事をしないと思い込んで、ある意味では見下していた(確かに仕事量が少なくてすぐに帰る人もいたのだけれど)。
たしかに残業していたら、仕事の時間は長くなるだろう。
プリントや部活も時間をかければクオリティが上がる面もあるだろうが、時間をかければ生産性が上がるのかというとそうではない。
どこまでを目標ラインにするのか、どこに力を傾けてどこで手を抜くのか。
残業が増えて、帰る時間が遅くなり、睡眠時間が削られたら仕事のパフォーマンスは悪くなるし、ゆとりや余裕がなくなって子どもに厳しく当たる必要のない場面でも厳しくしてしまっていたこともあった(当時はそれが良かれと思っていたのだけれども)。
時間を浪費するのではなく、残業しないよう限られた時間の中で効率よく仕事するために考えて早く帰る。少しの空き時間を有効活用する、ショートカットキーなどPCスキルを高めるなどなどできることはたくさんある。まぁ学校という場所では、1コマの時間は決まっているのでそこはどうあっても短縮できないのだけれども。
そんなことに、遅まきながら子どもが生まれて毎日お風呂に入れられる時間に帰るようになって気づいた。
早く帰ってゆっくり過ごしてリフレッシュできた方がパフォーマンスも上がる。
学校のこと、教育のこと、子どものことだけを考えるよりも、家庭で過ごすこと、外出して、遊んで、見て、食べて過ごす経験を増やすことが、回り回って自分の引き出しを増やし、それが教育や子どものことに還元されていくこともある。
でも、あの仕事があるから…
そう思っていては駄目。
まず5時に帰ること。
それから今までの凝り固まった思考や仕事のやり方を見直せば、見えてくる世界が変わります。
さぁ帰ろう。
ズレ勤で退勤は17時45分やけれども笑