メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

読書

むずかしい毎日に、むずかしい話をする。

本の感想。 ランキング参加中読書 『むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。(平熱)』という本を読んだ。 むずかしい毎日に、むつかしい話をしよう。 作者:平熱 東洋館出版社 Amazon 平熱先生の本は3冊目、読むのも3冊目だ。 前の2冊はnoteで紹介したけ…

不完全な人間として

本の感想。 『死にたいけどトッポッキは食べたい(ペク・セヒ)』という本を読んだ。 死にたいけどトッポッキは食べたい 作者:ペク・セヒ 光文社 Amazon この本は気分変調性障害(ひどい憂鬱症状を見せる主要憂鬱障害とは違い、軽い憂鬱症状が続く状態)にかか…

もし、明日死ぬとして、一言だけ我が子に遺言を残すとしたら

本を読んで考えたこと。 ランキング参加中読書 『冒険の書』という本を読んだ。 冒険の書 AI時代のアンラーニング 作者:孫 泰蔵 日経BP Amazon この本を読んで考えさせられたことはたくさんある。多分別のブログで書くだろう。 今回紹介するのはタイトルにも…

今を生きる子ども、先を見据える子ども

本の感想。 ランキング参加中読書 という本を読んだ。 子どもの発達格差 将来を左右する要因は何か (PHP新書) 作者:森口 佑介 PHP研究所 Amazon 最近よく耳にする「非認知能力」について具体的にどんな力を指すのか、その力がどうやって育まれる/あるいは失…

魔法の言葉「どーぞー」

娘の話。 先日、『言語の本質(今井むつみ/秋田喜美)』という本を読んだ。 言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか (中公新書) 作者:今井むつみ,秋田喜美 中央公論新社 Amazon 今井むつみさんの本は『ことばの発達の謎を解く』も面白かった。 ことばの発…

子どもたちへの想い

本の感想。 『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち(おおたとしまさ)」という本を読んだ。 ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち 作者:おおたとしまさ ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教育虐待、毒親、教室マルトリートメント…教…

アメリカで触れた当たり前の優しさ

本を読んで思い出したグアムでの体験についての話。 ランキング参加中読書 「ライトハウス(吉田 州史)」 という本を読んだ。 ライトハウス 作者:吉田 州史 Amazon 視覚障がい者を主人公にした小説…なのだと思う。 ただ個々のエピソードがとても具体的で盲学校…

美化される偉人、ヘレン・ケラーによる障がい者への呪縛

本の感想。 ランキング参加中読書 『目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙(ジョージナ・クリーグ/中山ゆかり)』という本を読んだ。 目の見えない私がヘレン・ケラーにつづる怒りと愛をこめた一方的な手紙 作者:ジョージナ・…

亀には亀の苦労がある

本の感想。 ランキング参加中読書 タイトルは『自閉症の僕の七転び八起き(東田 直樹)』という本にあった一文。 自閉症の僕の七転び八起き (角川文庫) 作者:東田 直樹 KADOKAWA Amazon 支援者が成果だけに注目しがちなのは、毎日やっていると、練習が当たり前…

愛される障がい者という嫌な響き

本の感想。 『ことばは光(福島 智)』という本を読んでいて考えたこと。 ランキング参加中読書 著者の福島さんは、盲ろう、全く見えず聞こえずの世界にいる。母親が考案した指点字を使って学び、日本で初めて大学へ進学し、大学教授になった方だ。 読んだ本の…

誰かを認める人になる

できないことを責めるのか、頑張ったことや挑戦したことを認めるのかという話。 という本を読んでいる。 子育てコーチングの教科書 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon その本の中で心に残っているフレーズがある。 「世の中には 2種…

素敵な妄想

本の感想。 ランキング参加中読書 『異彩を、放て。(松田 文登/松田 崇弥)』という本を読んだ。 異彩を、放て。: 「ヘラルボニー」が福祉×アートで世界を変える 作者:松田 文登,松田 崇弥 新潮社 Amazon ヘラルボニーという会社を立ち上げた2人の物語だ。 …

今目の前にあるものが実は当たり前ではなく奇跡的なものなのかもしれないということ

本の話。 ランキング参加中読書 『奇跡のフォント(高田 裕美)』という本を読んだ。 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 奇跡のフォント 教科書が読めない子どもを知って―UDデジタル教科書体 開発物語 作者:高田裕美…

越えられない壁に挑むためには

壁の話。 ランキング参加中教育 あなたは壁にぶつかったときにどうするのか? 「頑張る」「努力する」といった力技で真正面から挑む? 壁を乗り越えるために頑張るのは大変だから逃げ出す?別の道を探す? 自分の力だけでは難しそうだから周りの力を借りる?…

教育の目的って知ってます?

本の感想。 ランキング参加中読書 ランキング参加中教育 『「けテぶれ」授業革命!(葛原祥太)』という本を読んだ。 「けテぶれ」授業革命! 作者:葛原 祥太 学陽書房 Amazon 以前読んだ『「けテぶれ」宿題革命!(葛原祥太)』の姉妹本とでもいうべき本だ。 「けテ…

フィールドはこの世界なのだ

本の話。 ランキング参加中読書 『同志社大学神学部(佐藤 優)』という本を読んだ。 同志社大学神学部~私はいかに学び、考え、議論したか~ (光文社新書) 作者:佐藤 優 光文社 Amazon 佐藤優さんの本を読んだのは多分世界史関連の本が最初だった。 彼の語る…

ゆっくり行けば、遠くまで行けるよ

本の話。 ランキング参加中読書 『子どもの「やりたい」を引き出すコーチング』という本を読んだ。 子どもの「やりたい」を引き出すコーチング 作者:あべまさい ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 教員という仕事柄、コーチングに関する本はいくつか…

漁師が魚の釣り方を教えるように教員は…

本の感想。 ランキング参加中読書 『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』という本を読んだ。 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード (小学校1年生~…

栄光の時代はいつなのか?

人生の話。 『はじめての哲学』という本を読んでいて、「なんのために生きるのか?」というような問いかけに対して、スラムダンクの「オレは今なんだよ‼︎」というセリフが浮かんできた。 はじめての哲学 (岩波ジュニア新書) 作者:藤田 正勝 岩波書店 Amazon …

それは本が憂鬱を呼ぶのか、それとも…

今週のお題「やる気が出ないときの◯◯」から 僕は母親のススメで小学生の頃から村上春樹を読んでいた。特に『ねじまき鳥クロニクル』は文字通りカバーが擦り切れるほど繰り返し読んだ。 ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―(新潮文庫) 作者:村上春…

もうちょっと…こう…ね…脳みそさんさ…

記憶の話。 昔からどちらかというと記憶力は良かった方だ。 保育園のときには、ゴレンジャー的な本を読み聞かせてもらって一字一句覚えていて、母親が間違えると「違う!そこは⚫︎⚫︎!」と言って指摘したり、最終的には誦じていたそうな。 小学校からマンガ日…

僕たちがつけている見えない色眼鏡を外すために『ジェンダーと脳』

本の感想。 ランキング参加中読書 『ジェンダーと脳ーー性別を超える脳の多様性(ダフナ・ジョエル/ルバ・ヴィハンスキ)』という本を読んだ。 ジェンダーと脳――性別を超える脳の多様性 作者:ダフナ・ジョエル,ルバ・ヴィハンスキ 紀伊國屋書店 Amazon 要約す…

ミルクスモモキャンディ

キャンディの話。 みなさんは『エルマーのぼうけん』という本を読んだことがあるだろうか。 エルマーのぼうけん 作者:ルース・スタイルス・ガネット 福音館書店 Amazon エルマーがどうぶつ島にとらわれたりゅうの子を助け出す冒険にでかけるアレだ。 本好き…

教員の個人事業主的な多様性や個人性は働き方改革に生かせるのか

本の感想。 ランキング参加中読書 『誰が「働き方改革」を邪魔するのか(中村 東吾)』という本を読んだ。 誰が「働き方改革」を邪魔するのか (光文社新書) 作者:中村 東吾 光文社 Amazon 働き方改革や働き方のダイバーシティ:多様性は好もうと好まざろうと確実…

必要な人に届かなければ絵に描いた餅でしかない

本の感想。 ランキング参加中読書 『風俗嬢の見えない孤立(角間惇一郎)」』という本を読んだ。 風俗嬢の見えない孤立 (光文社新書) 作者:角間 惇一郎 光文社 Amazon 風俗が貧困女性のセーフティネットと言われている。だが実態は違うそうだ。風俗店側は、キャ…

逃げてもいいんだよと声を大にして叫ぶ

本の感想。 ランキング参加中読書 『にげてさがして(ヨシタケシンスケ)』という本を買った。 にげてさがして 作者:ヨシタケシンスケ 赤ちゃんとママ社 Amazon 自分で読みたかったのもあるが、泣きそうになりながら「我慢しないと」が口癖の娘に読んで欲しか…

夢とは…僕たちは何のために生きるのか

本の感想続き。 ランキング参加中読書 ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ (中経出版) 作者:秋田 稲美 KADOKAWA Amazon 太郎さんには、夢がありました。 その夢のために、太郎さんは一生懸命働きます。 寝る間を惜…

自信満々の正しさではなく、相手のメリットを考えてセールスをする

本の感想。 ランキング参加中読書 『ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ(秋田 稲美)」』という本を読んだ。 ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ (中経出版) 作者:秋田 稲…

教員と教師の違い『緩和ケア医が、がんになって』

本の感想。 ランキング参加中読書 『緩和ケア医が、がんになって(大橋洋平)』という本を読んだ。 緩和ケア医が、がんになって 作者:大橋 洋平 双葉社 Amazon 自分はながらく特別支援学校で働いてきた。大半は盲学校、視覚特別支援学校で働き、目の見えない、…

今、もっているもので一番古いもの

読んでいる本に出てくる題材から作文してみようチャレンジ その1。 ランキング参加中読書 国語をめぐる冒険 (岩波ジュニア新書 938) 作者:渡部 泰明,平野 多恵,出口 智之,田中 洋美,仲島 ひとみ 岩波書店 Amazon 今、持っているもので一番古いもの そう言わ…