メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

自信満々の正しさではなく、相手のメリットを考えてセールスをする

本の感想。 ランキング参加中読書 『ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ(秋田 稲美)」』という本を読んだ。 ここではないどこかに、自分の居場所や働きがいのある職場を探しているあなたへ (中経出版) 作者:秋田 稲…

2番手補佐役への望みと求められるリーダー像

自分についての話。 僕は、自分自身を組織の2番手ポジションで、リーダーの補佐役が適していると思っている。 悪く言えば優柔不断、良く言えばアイデアマン。 フットワークは比較的軽い。 多分周りのみんながやったらいいと思いつつ手をつけてないような仕…

あ、味がしない…これは例の味覚異常?!…頭をよぎる恐怖

スーパーで鯛のアラを購入し、潮汁をつくる。 まずは流水で血合を洗い、ペットボトルのキャップで丁寧にウロコを取る。 塩を振って15分放置。 霜降りをする。 鍋にアラを入れ、かぶるくらいの水を入れる。 中火で煮込み、丁寧にアクを取る。 ひと段落した…

冷静にバランスを取る立場は、圧倒的な感情の激流に抗えるのか

バランスについての話。 僕自身は中間管理職時代の影響から、誹謗中傷があるとさりげなくフォローをしたり、ポップな笑いに変えて話したりする癖がついてしまった。 バランスを取ってしまう習性 - メガネくんのブログ 最近は中間管理職的ポジションからちょ…

働いたら負けというか働かないのが勝ち組という風潮

僕は支援学校で働く、いわゆる教育公務員である。 公務員になるには試験に通る必要があり、僕も教員採用試験というのを突破して今の職についている。 「公務員や教員は世間を知らない」とはよく言われる言葉だが、その原因の一つに公務員の仕事にノルマや生…

まだ見ぬ転勤を夢見ていたあの頃

今週のお題「引っ越し」より。 もう3月。 出会いと別れの季節だ。 学校の引っ越しならぬ転勤の時期…。 教員という職業柄、毎年この年度末の時間には、それなりの別れがあるのだが、前の職場は都合10年間お世話になった。 盲学校という特殊な専門性が求め…

黄色い帽子のおじさんになりたい

ストレッチマンではない。 おさるのジョージの話である。 おさるのジョージは知っていたけれど、子どもができるまでテレビでおさるのジョージを観たことはなかった。 最近は毎週土曜日にEテレで観ている。 ジョージははっきり言って無茶苦茶だ。 イタズラや…

80年代の男前顔は現代のイケメンではない

自分の顔面についての話。 昔、小中学生時代に同級生には言われないのに、友だちのおかんや親戚のおばちゃんからは「男前やなー」とよく言われた。 そんな風に言われれば言われるほど、現実世界では全然モテない自分を意識せざるをなく、「そう言われてもモ…

「無いよね、物欲」

36歳。 「次の誕生日に欲しいものは?」と妻に聞かれて答えに困る。 いや、別に食べたいものや欲しいものがない訳ではないのだ。 元々そんなに外食するよりは、家であり合わせのものを作る方が多かった。 でもコロナ禍の影響や子どもたちのこともあり、マ…

教員と教師の違い『緩和ケア医が、がんになって』

本の感想。 ランキング参加中読書 『緩和ケア医が、がんになって(大橋洋平)』という本を読んだ。 緩和ケア医が、がんになって 作者:大橋 洋平 双葉社 Amazon 自分はながらく特別支援学校で働いてきた。大半は盲学校、視覚特別支援学校で働き、目の見えない、…

生徒会…書記で立候補してくれないか?と言われた自分を思い出す

選挙の話。 ランキング参加中教育 先日、勤務先の学校で生徒会選挙があった。 当たり前だが、それぞれの職で選ばれる人数は決まっている。 当選し、選ばれる子がいる一方で、落選し、選ばれない子がいる。 落選した子は「落ちてもいいんで、自分の経験にした…

芸術は呪術である。

先日万博記念公園へ行った際に太陽の塔の内部に立ち入った。 幼い頃に祖父母の家への行き帰りにはこの太陽の塔の前を通り、その度に常にこちらを見ているような黄金の顔に怖さを感じつつ、毎回車窓から覗いてしまう自分がいた。 その内部にはもう一つの顔と…

今、もっているもので一番古いもの

読んでいる本に出てくる題材から作文してみようチャレンジ その1。 ランキング参加中読書 国語をめぐる冒険 (岩波ジュニア新書 938) 作者:渡部 泰明,平野 多恵,出口 智之,田中 洋美,仲島 ひとみ 岩波書店 Amazon 今、持っているもので一番古いもの そう言わ…

「ごめんなさい」を繰り返して「ありがとう」へ繋げていく

僕は妻と生活をはじめたときに、「ごめんなさい」を「ありがとう」にしようと決めました!ちょこちょこごめんなさいはありますが、娘も息子も含めてありがとうがたくさんあふれてます!おすすめです! https://t.co/DgJCzAc1EJ— メガネくん@盲学校からの発信…

コミュニケーション能力と知識を学んでいくための知識と技能

本の感想。 ランキング参加中読書 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井 紀子)』という本の感想 その2。 AIは万能ではないのだけれども非常に強力なライバルです。 - メガネくんのブログ AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者:新井 紀子 東洋経済新…

AIは万能ではないのだけれども非常に強力なライバルです。

本の感想。 ランキング参加中読書 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち(新井 紀子)』という本を読んだ。 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 作者:新井 紀子 東洋経済新報社 Amazon Kindle unlimitedで読みたかった本が読めるのはありがたい。 新井先生のこ…

幸せについての言葉を巡る中で…

幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が 繰り返すようなものじゃなく 大切な人に 降りかかった雨に傘を差せる事だ 瞬きもせずに目を凝らしても 見つかる類のものじゃない だからそばにいて欲しいんだよ (back number『瞬き』) 朝からラジオでback numberを聴いて…

子どもたちとわくわくを共有する至福の時間

本の感想。 ランキング参加中読書 「あそびのじかん(しみずみえ)」という本を読んだ。 あそびのじかん ― こどもの世界が広がる遊びとおとなの関わり方 作者:しみずみえ 英治出版 Amazon そっか、そうだよな。 変に小難しく考えていたものが一気にほぐれた…

知らないと言える環境は大事、子どもにも大人にも

本の感想。 ランキング参加中読書 「THE TEAM(麻野耕司)」 という本を読んだ。 THE TEAM 5つの法則 (NewsPicks Book) 作者:麻野耕司 幻冬舎 Amazon いろいろな学びがあったのだけれども、会議などの場で「無知だと思われる」「無能だと思われる」「邪魔だと思…

レンガを積むだけではモチベーションは上がらないし、崇高な理念だけではなにも前に進まない

レンガ積みの話。 世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。旅人はその男のそばに立ち止まって、 「ここでいったい何をしているのですか?」 と尋ねた。 「何って、見ればわか…

学びについての考察と、困難なことにも「受けたもーう」の精神

本の感想。 ランキング参加中読書 『ブッダが教える愉快な生き方(藤田 一照)』という本を読んだ。 ブッダが教える愉快な生き方 NHK出版 学びのきほん 作者:藤田一照 NHK出版 Amazon いろいろなことを示してくれる内容があった。 1つは学び方について。 私が…

甘味をめぐる息子と僕の戦い

もうすぐ3歳になる息子の話。 2人目の子どもということもあり、またお姉ちゃんが目の前でいろいろ食べているということもあり、姉のときには「チョコはまだだめ」「ジャムは大きくなってから」「鯛焼きは皮だけ」なんて言っていたのが嘘みたいに食べものに…

王様の耳はロバの耳の穴のような

人は劣等感や不平不満、苛立ち、罪悪感とは無縁では生きていけない。 誰しもが多かれ少なかれそれらを抱えながら生きている。 でもそれを溜め込みすぎると人は駄目になる。 どこかでそこ溜め込んで重く固まったこころの声を叫ばないと…。 昔、僕は優しいとい…

死ねばチャラだと思っていたけれど

ある本を読んでいて、20歳頃まで最悪死ねばいい、そうすればなんとかなるみたいなことが書いてあった。 発達障害サバイバルガイド――「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47 作者:借金玉 ダイヤモンド社 Amazon 「死ねばいいや」ーこれは2…

可愛い子には旅をさせよ、いや旅だけじゃなくいろいろさせた方がいいかもよ

Twitter上で幼少期の経験が、大人になってからの嗜好や思考に大きな影響を与えるという話を聞いた。 例えば海外旅行なんかは、幼少期に行く経験がなければ、そもそも海外へ行くという発想を持たないまま大人になる人が多いという。 お金の有る無しだけではな…

溢れんばかりの正しさの主張の中からしないことを選ぶ

本の感想。 ランキング参加中読書 「しないことリスト(pha)」 という本を読んだ。 しないことリスト 作者:pha 大和書房 Amazon 一番インパクトがあったのが最初の見開きのページ。 世の中に氾濫している「正しさ」に押しつぶされて息ができない、そんな感覚に…

自由の相互承認をする場としての学校を模索する

本の感想。 ランキング参加中読書 『勉強するのは何のため?(苫野一徳)』という本を読んで考えたこと。 勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方 作者:苫野一徳 日本評論社 Amazon 学校は学ぶ場であり、「なぜ学ぶのか(もちろんその問いに対して…

妻への手紙

本の感想。 ランキング参加中読書 『ツバキ文具店(小川糸)』という本を読んだ。 ツバキ文具店 (幻冬舎文庫) 作者:小川 糸 幻冬舎 Amazon 代書屋という誰かの代わりに手紙を書く仕事をしている女性、鳩子が主人公の物語だ。 離婚の挨拶文、かつての幼馴染み…

世の中は需要と供給で成り立っている

「世の中は需要と供給で成り立っている」というJ先輩の話から。 多くの方が中学校3年生の社会科公民分野で、アダム=スミスや神の見えざる手、需要供給曲線や均衡価格などの言葉とともに習った内容であろう「需要と供給(需給関係とも)」 ようは売る人と買…

人と人との関わりが織り重なってその人を紡いでゆく

本の感想。 ランキング参加中読書 『木曜日にはココアを』という本を読んだ。 木曜日にはココアを (宝島社文庫) 作者:青山美智子 宝島社 Amazon ココア、幼稚園、結婚、青い下着、新婚旅行、サンドイッチ、魔女、緑、ジャカランダとサクラ、そして恋文、それ…