わが家の話。
うちの1歳半になる娘は食いしん坊だ。
どのくらい食いしん坊かと言うと、
朝ごはんに食パン1枚とバナナ半分を食べる。
ぶどう狩りでぶどうを一房近く一人で完食する。
いちご狩りでは1パックは食べるし、
みかん狩りのときも止まらなかった。
おやつのときは必ず「どーぞー(ちょーだいの意味)」とおかわりを所望して、もらえないと荒れ狂う。
怒っていても「ごはん(おやつ)食べるひとー」と呼びかけると「はーい♡」とご機嫌で返事をしてくれる。
保育園の給食も毎回おかわりしているらしい。
そんな感じだ。
最近箱買いしたみかんがキッチンにあるのを知ってからは、隙あらばキッチンに入ってみかんを狙っている。
別に成長曲線的に言って、ごくごく平均的な身長と体重なのだけれども。
お腹がぽっこり出ている。
5歳の兄と一緒にお風呂に入っていると「お腹ぱんぱんやなぁー」と言われていた笑。
大好きな食べ物には目がないが、中でも目の色を変えて食べまくるのが果物だ。
いちご、りんご、スイカ、ぶどう、もも、みかん…本当になんでもよく食べる。
絵本に出てくる果物やお風呂に貼ってある数字ポスターのいちごを見つけると嬉しそうな顔で「あっ」と見つけたことを報告し、パクッと食べるフリをする。
めちゃくちゃ可愛い。
そんな娘は1歳半にして周りの会話をよく聞いている。
本当によく聞いている。
そして目ざとい。
姉や兄が「いちごあるー」などと言おうものなら、それを聞きつけてキラーンと目を光らせ、「どぞー」を連呼する。目当てのいちごが出てこないと悲しい顔で訴え、それも無理だとわかると荒れ狂ってコップを床に投げつける。
キッチンにあるりんごを見た姉が、良かれと思って「りんごやでー」と言おうものなら、食べている夕食のお皿を脇に置いて「どぞー」「どぞー」の連呼がはじまるのだ。
そんなことが何度もあった結果、小学校1年生の姉と5歳の兄は気を利かせ、妹の前で果物の名前を呼ばなくなった。
- 「あ、ストローゥベリーィーがある」のように妙に発音のいい英語で伝える
- 「み(みかんのこと)食べたい、み」のように頭文字で伝える
- 「ママ、黄色の果物食べてもいい?」のように色で伝える
まさに「名前を言ってはいけないあの人(He who must not be named)」または「あの人(You know who)」こと、闇の帝王状態だ。
そんな呼び方を変えたり、キッチンに果物を隠して姉や兄に食べに行かせたりしてなんとか凌いでいるのだが…いつまで待つのか定かではない。
さぁわが娘の食欲はどうなることやら…
ほどほどで止まってくれたらいいのだけれど。
その前に、「いちご=ストローゥベリーィー」と気づいてしまいそうで怖い笑。