久しぶりに会った前の職場の方々の話。
コロナも落ち着いてきて自粛ムードも落ち着いてきた今日この頃。
コロナ禍の中で結婚された先輩のお祝いパーティーが開催された。
まるで同窓会みたいな雰囲気の中、盲学校で一緒に働いた懐かしい思い出話に花が咲く。
あの頃はいろいろ小難しいことは考えず、授業に部活に生徒指導に文字通り体当たりで取り組んでいた。
熱い想いをもった先輩方と一緒に部活のことについて、ああでもない、こうでもないと居酒屋で語り合った。馬鹿なこともいっぱいしたけれど。
あの頃は当たり前と思っていた。
でも今は、それは当たり前でなく、たまたまの巡り合わせの奇跡だったのだと実感する。
思い出になってしまった事は、月日が経つにつれ美化されるから
これからもっと君との出会いを、素晴らしかったと思うに違いない(ガガガSP「国道二号線」)
良くも悪くも昭和の部活魂を受け継ぎ、子どもたちと一緒に、文字通り身体を張ってきたメンバーが集まることは、働き方改革が叫ばれるこれからの世の中では難しいのだろう。
個人的にはそんな熱い思いのを持つことの大切さだけでなく、想いが強すぎる故の怖さも知っているし。
でもそんな熱い想いを持った人たちが集まった黄金時代に居合わせた幸せを噛みしめる。
思い出話には花が咲き乱れた。
転勤してからもう3年。
ここでも熱い気持ちをもつ後輩たちと子どもたちの成長を見守れる幸せな時間を過ごすことができた。
有り難い限りだ。
でも今年でもう38歳。
気付けば上半身裸でビール瓶を握りしめていたあの頃の先輩に近い年齢だ。
今までの巡り合わせに感謝しつつ、次は自分が黄金の時代のために尽力する立場になるのだ。
頑張ろう。
そう思い、新年度を迎える。