保育園の卒園式の話。
長女の卒園式があった。
教員生活は14年目なので卒業式みたいな式典の運営側は体験してきたのだけれども、自分が保護者としてお祝いされるのはなんとも言えない変な感じだ。
式次第を見て『ね』の歌詞が載っているのを見て泣いてしまいそうな予感がする。
以前の発表会でも子どもたちが歌うのを聞いて涙してしまったのだ。
子どもたちからは先生からのコメント後に自分の将来の夢を発表して、卒園証書を取りに行く。プロゲーマーとユーチューバーが多いのは時代のせいなのだろう。
どの子も0歳児や1歳児の頃から見知った仲で、日々のお迎えや参観などで関わってきた。
運動会や発表会を通してみんなの成長を見させてもらった。
そんな彼らが堂々と自分の夢を話す。
もちろん思いがあふれたり、タイミングが合わずになかなか伝えられない子もいるのだけれども、周りの子たちが「頑張って」「○○やで」と優しく応援している。経路がわからない子を呼び止めて「こっちやで」と伝えている。
そんな光景を見て胸の奥が暖かくなる。
この園で6年間を過ごせた娘は幸せだったなぁと思う。
うまくいえそうにもないけど
いまおなかのどまんなかに
たしかにあったかいものもってる
まっすぐにつたえたいいろんなぐうぜんがかさなって
ここにこうしてあなたと
いっしょにいられることが
ただとてもうれしいラララ
ね おじいちゃんになっても
ね おばあちゃんになっても
ずっとずっといっしょに
あったかく つきあってたいね ね ねうまくいかないときもあるけど
もういちどやってみたらできた!
まけるもんかがんばれ こどもたち
あしたははれるから
このおおきなあおいほしのうえで
こんなにちかくなれるなんて
おもいもしなかったから
ただ とてもうれしいラララ
ね おじいちゃんになっても
ね おばあちゃんになっても
ずっとずっといっしょに
あったかく つきあってたいね ね ねそりゃいろんなヤツがいるけど
なんだかんだいってもきにいってる
ほんとはみんながしあわせに
なれたらいいのにね
ちきゅうはまわるわたしもすすむ
みんなちょっとちょっとずつかわってゆく
それでいいんだよ
いついつだって じぶんをしんじようラララ
ね おじいちゃんになっても ね
おばあちゃんになっても
ずっとずっといっしょに
あったかく つきあってたいね ね ねラララ
ね おじいちゃんになっても ね
おばあちゃんになってもずっと ずっと いっしょに
あったかく つきあってたいね ね ね
ずっと ずっと いっしょに
あったかく つきあってたいね ね ね『ね』
保育園の6年間、先生方にも周りの友だちにもとってもお世話になった。
娘と一緒に父母からも先生方へお手紙を書いた。
娘からの手紙には
いっぱいそだててくれてありがとう。
いつもはなしをきいてくれてありがとう。
だっこをしてくれてありがとう。
いつもなぐさめてくれてありがとう。
これからも弟と妹をよろしくお願いします。
そんな言葉が並んでいた。
「育ててくれてありがとう」
娘からもそんな言葉が出てくるなんて。
家だけでなく、本当に保育園にも育ててもらった。
親には言えないことも保育園の先生になら伝えることができた。
たくさんの経験をし、たくさんの種を植えてもらい、もういくつもの芽が出てきた。
この先、娘の芽吹きがすくすく育ち、花開いていくのが楽しみだ。
先生方、本当にありがとうございました。
あとほんの少し、よろしくお願いします。