先輩の話から。
じーんせいぃらくありゃぁくーもあるさぁぁぁ♪
そうご存知水戸黄門のテーマ曲『あゝ人生に涙あり』のフレーズです。
でも先輩が言うには、
「人生楽ありゃ苦もあるさ」ではなく、
「苦あれば楽あり」なんだとか。
人生山あり谷ありみたいに、人生は自分にはどうしようもないものではなくて、苦しいことにチャレンジして力をつけたり努力を積み重ねるからこそ、後で楽できると言うのだ。
ザ・昭和の考え方。
でも言わんとしていることは、ギリギリ昭和世代で風前の灯火だった体罰がまだ残っていた小中時代を過ごした僕にはよくわかる。
苦労して積み重ねた方が、自分を作っていく(感覚がする)ように感じるし、そう思う本人の中ではそうなのだ。
でも誰も彼もが同じように努力できるわけではない。
努力して自分ができるようになったと考える人は、他人ができない原因を努力不足と考えがちで、それはトラブルやパワハラの原因にもなる。
努力だけで何もかもが達成できるわけではない(みんな東大に入ってオリンピックに出ないといけなくなる)。
実力だけで全てが決まるわけではない(運も実力のうちだし、その辺りのことはふろむださんの本に詳しく書いてある)。
それに努力してできるようになることより、環境や道具、やり方を工夫してやった方が楽だし時間もかからない。
でも先輩の言うように、苦を重ねることで楽になるということは沢山ある。
多くの人にとって、一足飛びに何か大きなことを達成することはなかなかできない。
でも地道な積み重ねは、時間が経つにつれてその効果を発揮できる。
以前のブログできることからコツコツと「とりあえず足許にあるものから洗濯しよつ」 - メガネくんのブログにも書いたけど、コツコツの力はすごい。
このブログだって、note記事だって、毎日少しずつを積み重ねてちょっとずつ量を増やしてきた。
これを1週間で全部やれと言われたら無理だけど、一年かけてコツコツ続ければ、気づいたときは結構積み上げられるものだ。
まぁ本当は苦と思うものでなくて、自分が苦と思わないものを積み重ねていく方が、気楽でいいんだと思うのだけれども。