宿題の話。
今年小学生に上がった甥っ子が宿題に辟易しているそうな。
担任の先生から毎日「あ」や「い」のひらがなを30回書く宿題が出されて、甥っ子は「なんでこんなんやらなあかんねん!」とおかんむり。
妹に説得されなんとかやりきって提出したプリントはすべて赤ペンで訂正されて帰ってきたそうな笑
感謝の正拳突きみたいと思ってしまった。
集団を指導する大変さや宿題を用意してチェックする大変さがあるのは百も承知だ。
けれども、やり方を変えるだけでもっと面白くなるのに…なんて考えてしまう。
その宿題のねらいがなにかまでは知らないのだけれども、
⚫︎丁寧に書くことが目的なら
廊下にクラス分を掲示して1番丁寧なものに投票させるとか
1つだけ自分の自信のある丁寧な「い」を書いて提出させる(そのための練習回数は規定なし)とか
見本からはみ出さずに書けるようにするために線なぞりなんかの課題にするとか
ハネの練習課題にするとか
⚫︎たくさん書くことが目的なら(これがねらいになるのかはわからないけれど)
「い」のつくことば探しをするとか
「い」がたくさんでてくる文なんかを写すとさ
⚫︎ひらがなの形を覚えることが目的なら
マス目の中に書かれた文字から「い」を探すゲームにするとか
モールや粘土で「い」のかたちをつくるとか
ひらがなの形とイラストをマッチングさせるとか
いろいろ思いつくのになぁ
そもそも感謝の正拳突きはネテロが自分からはじめたことだし笑
教員が子どもに求める「丁寧に書くこと」が、子どもの中で価値観として根付いているのかにもよるんだろう。
個人的には童話「北風と太陽」の北風のような厳しい指導ではなく、太陽のような子どもたちがやりたくなるような仕掛けや工夫や関わりを積み上げていく方がお互いにストレスなく、結果的に意欲的に、効果的になるのになんて思ってるが。
うちの頑固な甥っ子はどうなることか。