メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

ミルクスモモキャンディ

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キャンディの話。

 

 

みなさんは『エルマーのぼうけん』という本を読んだことがあるだろうか。

エルマーがどうぶつ島にとらわれたりゅうの子を助け出す冒険にでかけるアレだ。

 

本好きな母親のもとで育ったぼくは、児童文学の金字塔の1つであるこの本を御多分にもれず買ってもらい何度も読み返した。

(『モモ』や『ネバーエンディングストーリー』はあったのに、『ナルニア国』はないのがうちの母親のチョイスだ)

その本を読むべきタイミング - メガネくんのブログ

 

この冒険ででエルマーが持っていく荷物の中に「2ダースの桃色の棒付きキャンデー」というものがある。

冒険の中で包み紙がエルマーの存在を知らせるヒントになったり、ワニの尻尾にくくりつけてある作戦に使われたりするのだけキーアイテムだ。

幼い頃の僕は何度も本を読み返す中で、その桃色の棒付きキャンデーの味を想像していた。

 

あの本の中で出会う食べ物たちはなんて美味しそうに感じるのだろうか。

僕の脳の回路が未知の味を思い起こし、よだれが出でくるのだ。

 

そんな桃色の棒付きキャンデーの味を妄想していた僕は、友だちの家で出てきた「花のくちづけ」という個包装の小さな飴に出会う。

袋を開けるとピンク色の飴が飛び出してくる。

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誕生花とその花言葉が描かれたパッケージには、「ミルクスモモキャンディ」

…ゴクリ

これはあの例の桃色のキャンデーなのではないか?そんな予感を抱きながら口にしたその味は、正しく想像していた「桃色の棒付きキャンデー」のそれだったのだ。

 

それ以来、僕はこのミルクスモモ味のキャンディ「花のくちづけ」の虜になった。

幸にしてこの「花のくちづけ」は近所の100均で売られており、社会人になっても定期的に購入しては舐め(あるいはガリガリと齧り)、エルマーとりゅうの子に思いを馳せていた。

 

 

それが2年ほど前から近所の100均では見かけなくなった。

いくつか店を回っても見つからない。

 

百均、スーパー、カルディ 、

実家の戸棚…そんなとこにいるはずもないのに

山﨑まさよしの名曲ばりに探しても見つからない…

どこにいるんだ…

 

 

そしてネットで検索すると一瞬で発見する。

というかAmazonで売っていた。

キロで笑

即座に購入ボタンをクリックし、届いた思い出や味に浸る。

 

 

以来、定期的にAmazonで購入し、職場で大阪のおばちゃんよろしく飴を配り歩いている。

そろそろ娘が『エルマーのぼうけん』に興味を持ってきているので本を購入した。

一緒に読みながら、このミルクスモモキャンディの味を親子2代にわたって噛みしめるのだ。