春は出会いと別れの季節…とは言うが、5歳の娘にも別れはある。
妻からのLINEで娘が号泣していたとの連絡。
今年娘の担任をしてくれていた大好きなN先生が退職されるらしい。
N先生は0歳児クラスの離乳食を全然食べなくて苦労した時代を見てもらい、3歳児クラス、4歳児クラスと担任を続けてもらっていた。
娘の苦手なリズム(リトミックみたいな運動)にもチャレンジすることを促してくれたり、頑張り屋の娘が無理をしすぎないようにと気を遣ってくれた。友だちのサポートに回ることのある娘が、それを苦手なことからの逃げ場にならないようにしほしいというようなことも率直に懇談で伝えてくれる方だった。
来年の5歳児クラスも…と親子共々期待していたのだけれども。
先日、クラスで1年間を振り返って一人ひとりの大きくなった所、すてきな所を伝え合う機会があったそう。
みんなから
・すき、きらいせずにたべてるね。
・しゃべりかたがやさしい。
・(劇の役で)きららさんになっておおきなこえでいっててわかりやすかった。
・すわってはなしをきこうとしている。
・たいそうしているときかっこいい!
・たってるときぴんとたっててかっこいい!
・ふくをたたんでいる。
先生から
・嫌なことがあったら泣いてなかなか話せなかったけれど自分の気持ちを言葉で伝えられるようになってきたね。
・話をよく聞いて自分で考えようとしているね。
・劇のときは休みのおともだちがいることに気づいてその子の役もしてくれたりこの道具がいるかなって考えてたね。
・リズムや体操は苦手だったけど今はあきらめずにやろうとしているね。
・おともだちにやさしくしたり友だちのきもちも考えているね。
大きくなった⚫︎⚫︎ちゃん!!5歳児クラスになるのが楽しみだね。
と連絡帳に書かれていて、娘の表情からも、みんなから褒めてもらえた嬉しさや先生方が娘を見守ってくれていることが伝わってきた。
娘は得意のお手紙をN先生に書くのだそう。
それに写真も渡したい、「だって写真があったらずっとおぼえてられるやろ?」だって。
出会いと別れはあるけれど、先生からもらった種は娘の中で大きく芽吹いている。
いつか大きくなった娘はこのことを忘れてしまっているかもしれないけれど。
先生との良き出逢いは消えない。
いつか大きくなったときに、この覚え書きを見せてあげたいな。
N先生、本当にありがとうございました。