最近書いたnoteの記事東京パラリンピックの視覚障がい競技 まとめ|メガネくん|noteが、noteのおすすめ記事にしてもらえた。
東京パラリンピックの視覚障がい競技 まとめ
— note(ノート) (@note_PR) 2019年11月6日
いよいよ近づいてきた東京オリンピック・パラリンピック。様々な障がい者ポーツへの関心が広まればと、メガネくんさん @tattumiiiiが視覚障がい者競技をnoteで紹介してくれています。https://t.co/n3URASPF43
初めてのことでちょっと嬉しく、スキ♡やコメントもいただいた。なので、これに味をしめるために、何がよかったのかを自分なりに分析してみる。
これまでも視覚障がい関係を中心に、点字や点字ブロック、触れる博物館、便利グッズなどをまとめて紹介してきた。
今回の記事もパラリンピックの視覚障がい者が参加する競技をまとめたものだが、最後に自分自身が視覚障がいスポーツの体験を通して感じたことを載せた。
何も知らずに観戦すると、「すごい」の一言だけで終わってしまいます。もちろんすごいのですが、選手は超人であっても魔法使いではありません。競技には、目が見えなくてもできる工夫がそれぞれに隠されています。そんな工夫を知ることが、身近な世界の障がいのある人との関わりを具体的に考えるきっかけになるのではないでしょうか。
僕自身も視覚障がいスポーツを全盲プレイヤーとして経験する中で、見えない・見えにくい視覚障がいについての考え方が変わり、子どもたちが自分でできるようになるためにどんな指導や知識、感覚、工夫が必要なのかを具体的に考えられるようになりました。
そういった視点でも、観戦してもらえるといいかなぁと思います。もちろん単純に面白くて興奮するのですが笑。ただ競技によっては音を頼りにしているので、静かに観戦することが求められるものもありますので、観戦・応援の際は気をつけましょう。
多分この最後の感想は、誰にでもかけるものじゃないんだろう。この部分が良かったとコメントもいただいた。
実際に体験した人にしか感じられないことがある。
僕は趣味でフロアバレーボールという視覚障がいスポーツをしている。
試合ではアイシェードを着用する。
視覚からの情報がなくなる。だからそれ以外から情報を得て考えないといけない。
耳でボールの音や周りの音、選手の声を聞く。
手でチームメイトやネット、ボールを触って確認する。
言葉で言えば簡単だけど、やってみるとコツがいる。
ネットを触って平行を確認するには、最初は両手で触らないといけない。
一人で移動するために、最初は歩数を確認して感覚を覚えないといけない。
味方の指示を聞いて、すぐ判断しないといけない。
ボールをすぐに押さえられるよう、何度も指先で触って感覚を身につける必要がある。
声が生命線なので、指示は復唱して確認する。
などなど、実はやっている工夫が沢山ある。
視覚障がいに関する情報は、とてもニッチな世界で、その情報自体に希少性はあるのかもしれないけど、人へ共感したり伝わったりするのは、情報だけじゃなくて、それに対する僕の独自の視点や意見、感想や想いなんかじゃないだろうか。
情報はその気になれば誰にでも集められるけれど、僕の独自の視点や意見、感想や想いは僕にしか書けない。
これからは、そんな僕にしか書けないことを取り入れることをちょっとずつ意識してみようと思う。