バスケの話
先日姪っ子(小学6年生)のミニバスの試合を見に行った。
自分自身は小中高と9年間バスケを続けてきた。また勤務先の支援学校でバスケ部顧問だった時期もあるし、今もバスケ部の練習を見かけると顔を出すようにしている。
なのでどうしても一観客ではなく、プレイヤーや指導者の目線で試合を眺めてしまう。
相手チームディフェンスからのプレッシャーでパスカットされたり、保持しているボールを奪われたり、プレッシャから後ろ向きのパスを連発しているのを見ると
「リングを見て視野を広くもてばいいのに…」
「ボールキープするときは肘をはれば取られないのに…」
「今いる位置じゃなくてミートする位置にリードパスすればいいのに…」
「相手が積極的にパスカットを狙っているならフェイントをかけて裏パスをすればいいのに…」
「あたりが強いんだから相手のファウル狙いでもうちょっと強引にシュートにいけばいいのに…」
なんて自分がコート上にいたらこうするのにみたいな考えがムクムク浮かんでくる。
もちろん監督やコーチを飛び越えて飛び入り見学のおっさんが選手にアドバイスはしない。
それくらいは弁えているので、隣に座る妹(姪っ子の母)にちょこちょこ話すのだが、そこで言われたのが
「自分が小学生のときにそれはできひんかったやろ」だ。
確かに。。。
今の自分がコートに立つ想定で考えていたけれど…
全国大会出場のかかった一戦開始直後に、普段あまり打たないミドルシュートを打って外した小学6年生の僕だったら…きっとそこまで視野は広く持たないだろうなぁと反省する。
きっと甲子園でガヤるおっちゃんたちもこんな気分なのかもしれないと無責任なおっさんは勝手に責任転嫁を考える。。。
ちなみにバスケ初観戦だった我が娘は目をキラキラさせながら、シュートが入るたびに一喜一憂、文字通り息を止めて観戦し、タイムの旅に「くるしい…」とゼイゼイ息を荒くしていた。
こうな風に純粋に応援して楽しまねば。と、次回の観戦の際はガヤガヤ言うのを控えようと心に決めるのであった。