仕事の話。
今の職場も3年目。
3年目ともなるといろんな仕事が降りかかってくる。
いろんな無理難題も降りてくる。
全部を自分でやりたい訳ではないのだけれど、新しい事業でどうしたらいいのか自分でもわかっていないことを人に振るのは心苦しいこともあり、ついつい自分で抱え込んでやってしまう。
あのカーネギー大先生でも人を動かすのは至難の業なのだ。
人を変えるのは難しい。
人に説明する時間がもったいない。
なら自分でやる方が早いよね。
なんて思考のパターンが自分を苦しめてしまうのだ。
まるで井戸のない村に延々と水を運び続けるように。
だがしかし、今の職場では周りの方々に恵まれているので「メガネやりすぎやで」と僕が引き受けようとした仕事や役職を取って行ってくれるのだ。
みなさん「ありがとうございます」
有難い…と同時に申し訳ない気持ちにもなりかける。
いや、なってしまうのだけれども。
そこで申し訳なさから固辞してしまっては、この「自分でやってしまう病」は止められない。
どう考えても自分一人よりもチームで分担してやる方が効率的だ。
自分のキャパなんてたかがしれてるし、今は役職もあるので全体像を描いて指示を出すポジションなのだ。
仕事だけでなくお家も大変だし。
…本当は職人のように一人でコツコツやるのが好きなのだけれども。
その気持ちを抑えら今年は「任せる」ことに一歩を踏み出さねば。
なんとなく昔の彼女の要求がエスカレートし、我が儘になったとかに周りから「メガネが甘やかすからそうなったんだ」と責められたときのことを思い出す。
自分でやってしまう病の行き着く先はそれだ。
自分がしんどくなるのに、周りからはもっともっとと求められる。
前の職場で(自分では認識できていなかったけれど)ギリギリまで追い込んで頑張っていたときの「なんとかなってしまった」経験が頭をよぎることもある。
出勤したくない日々を送っていた自分が「なんとかなるんだよ」と囁く。
でもいつまでも「がんばる」一択の力技で乗り越えられはしない。
子どもたちへの関わりと一緒だ。
最終的には「手放す」しかないのだ。
今年はいろんなことを手放して、
人に任せられる一年になりますように。