メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

名前も知らない人と毎日あいさつをする

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転勤してもうすぐ一年になる。年度当初はコロナ禍の休校措置が継続していたりと通勤のリズムが掴めていなかったりしていたが、子どもを保育園に送ってから出勤するサイクルに慣れてきた。

ある頃から、ほぼ毎朝、勤務先の近くですれ違う犬の散歩をされている人とあいさつをするようになった。

向こうは僕の勤務先の見当がついているのかもしれないけれど、こちらは相手のことは、名前も年齢もどこに住んでいるかも何の仕事をしているのかもわからない。

でも毎朝お互いに「おはようございます」とあいさつする。

 

僕は小さい頃鍵っ子で、近所の年配の方にお世話になってきたからか、そういった知らない人とあいさつをするのに抵抗はない。

いや、見知らぬ赤ん坊と目を合わせたり微笑みかけたり、近所に住む子どもたちとも、見知らぬ子どもとも話したりする(流石に最近はコロナのこともあって知らない子に話しかけることはなくなったけれども)。

子どもの通う保育園でも子どもにも親御さんにもあいさつしまくっている。

 

でも最近の風潮は、「見知らぬ人に声をかけるな」どころか、「同じマンションで顔見知りの人にもあいさつするな」らしい。

「知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、あいさつしないように決めて」-。神戸市のマンションで、小学生の保護者が提案し、マンション内のあいさつが禁止になったという地元紙への投書がネット上で賛否を呼んでいる。

【ニッポンの議論】「知らない人にあいさつ」って危険なの?(1/5ページ) - 産経ニュース

なんて記事も見つけた。

 

欧米での身体接触を含めたあいさつは、「私は貴方の敵ではありませんよ」という意味も込められていると聞いたことがある。

 

ただ僕もその人のあいさつは敵とか味方とか、親愛とかそんなものではない。

儀式と言うと重いけれど…毎朝のルーティンといったところだろうか。

この先その人ともっと話をするようになるかどうかはわからないけれど、世間の風潮に反して、僕たちは知らない人にもあいさつを続けていくんだろうな。

 

 

*ちなみにお相手は年配の男性である。