メガネくんのブログ

何となく日々思ったことを書いていくブログです。教育や本の感想なんかも書いてます。表紙の画像は大体ネタです。

僕たちは本当にルールを守るだけの子を育てたいのか

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前の話の続き。

ツーブロックはなぜダメなのか - メガネくんのブログ

 

ツーブロックでも茶髪でも金髪でもそうなのだけれど、大人や学校はなぜいろんなことを禁止したり、ルールを守ることを強要するのだろうか。

それはルールを守る人になってほしいという思いからかもしれない。でも禁止や強要、矯正することでルールを守るようになるとか、というとならないだろうというのが前の話。

 

そもそも僕たちは本当にルールを守るだけの人になってほしいのだろうか。

僕はそうは思わない。

大学で法律を学んだからか、日本や世界の歴史を教えてきたからか、いついかなるときにでも共通する絶対的なルールはないと思うからだ。時代や場所が変われば、人やその集団の価値観は変わる。そして価値観が変わればルールは変わる。

ルールはあくまでも集団が心地よく過ごすための道具なのだ。時代や国や地域が変われば、道具の使い勝手も変わる。

 

もちろんルールを守る意識や守ることは大切だ。自分には合わないからといって、ルールを破り続けるのは違う。ルールはあくまでもその集団でのルールであって、個人的なものではない(もちろん、個人としてルールを破る自由が僕らにはあるし、その代わり破った際のデメリットももちろん自分自身で受けることになる)。

 

でも、今のルールが合わなくなることや、より良いルールがあるうな状況もあるだろう。

そんなときに個人でルールを破ったり無視するのでもなく、周りとともにルールを変えていける。

そんな姿が理想なのかと思う。

自分はまだそんな風にはなれていないし、そのためにはもっともっと広い視野や知識、周りの人と関係をつくっていく力なんかが必要になるのだろうけれど。

そんな姿が理想になるのなら、日々の子どもへの関わり方も変わってくるだろう。

もちろん子どもたちの実態は様々だし、みんな到達できるゴールは違うかもしれない。

でもルールを守ることを強要するだけではなくて、ルールを振り返って、なぜルールが必要なのか、どんなルールが必要かを考えるような場面があってもいいんじゃないかな。