娘と観に行った映画『アナと雪の女王2』から。
ネタバレになるのであまり内容は話さないけど、エルサのアクションシーンの追加やスヴェンの90年代J-POPを彷彿とさせるMV、オラフの寸劇(エンドロール終わるまで退席しない方がいいですよー)などなど新しい局面がありつつ、もちろん愛や別離の悲しみのシーンもあり楽しい2時間弱の時間だった。
ちなみに3歳の娘が一番良かったのは、新たなキャラ、紫と青色のサラマンダー(ブルーニ)が可愛かったことだそう。
そこなのか…?
まぁ確かにラプンツェルに出てきたカメレオン、パスカルみたいで可愛いんだけれども。
「未知の旅へぇぇぇえーえーえー」と熱唱したシーンじゃなかったんかいな…?
個人的には、絶望の淵に立たされたアナが、それでも「できることを一歩ずつ」と再び歩みはじめるシーン。
多分、自分の心境に一番近かったからなのか。
フルーツバスケットの洗濯物のシーンとも重なる。
できることからコツコツと「とりあえず足許にあるものから洗濯しよつ」 - メガネくんのブログ
他にも観ていて、アナってADHDっぽいよなー、後幼い頃に両親を失って姉からも拒絶されたから愛着の接近と拒絶が交互に出てるのかなーとか、エルサは最近話題のHSPっぽいなー、そう言えば前作のハンス王子は相手に何が好きかを聞いてから「僕と同じじゃないか」と共通していることを強調するなど心理テクニックを駆使するサイコパスっぽい感じだったし、なんて心理分析っぽいことを考えたり(多分そんなことを考えながら見ている人は少ないはず)
なんて分析しながら、「きっとこの映画館の中にはたくさんの人がいて、みんな同じ映画を見ながら、でも考えたり感じることはみんなそれぞれなんだよなぁ」と考えていました。
隣の中学生はポップコーンこぼしたことにパニックになっていたし、オラフのシーンでは全体に笑い声が、スヴェンのシーンでは一部から失笑が、アクションシーンや別離のシーンではハラハラやシクシクと言ったみんなの気持ちが一つになったような感じもあり、でもみんな同じじゃなくて少しずつ違う。
面白いなぁ。
道徳の授業をしていても思うんだけれども、みんなそれぞれ好きなものや嫌いなものは違うし、同じことに対しても抱く感情はそれぞれ異なる。
当たり前のことなんだけれども、僕たちはその当たり前をすぐに忘れてしまうから。
みんな違うのは面白いなぁ。