若干アトピー持ちなので、季節の変わり目になるとお肌が荒れる。
特に今年は終わらない夏が続き、例年以上に困ったので皮膚科を受診。
近所で人気のある皮膚科なんだけれど、医師が厳しくて、子どもの皮膚で受診したときも小言をチクチクと言われる。
人気なので9時オープンで8時過ぎに行って待っていてもすでに2、3人待ちという状況。
待ち時間削減のためか、受診室が2つあり、早目に入って待つ受診室内で、上着を全て脱ぎ、ズボンもすねまで下ろした状態で立って医師が来るのを待つよう看護師に指示される謎の展開だった(今回は首から膝裏、膝裏、手首、股など全身の関節にかゆみがあったため、さすがにパンツははかせてくれた)。
そして医師の登場。
ささっと全身をチェックされ、塗り薬の説明。
僕の体質を受け継いだ息子の受診時と同じ説明を流れるようにスムーズに聴く。
今回は機嫌が良かったのか、お小言はあまり言われなかったが、例年季節の変わり目に肌が荒れること、今年は気候不順のためか例年よりも肌が荒れてなかなか治らないので受診した旨を伝える。
そうして言われたのが、タイトルにある「全てはストレスですよ」という言葉だ。
まぁ詳細は、
そうした環境も含めてストレスになっているから、なるべくストレスをなくすのが完治への近道だ。
薬の力で治しても、ストレスが強くなればまた再発する。
なるべくストレスを溜めず、疲れを溜めず、ゆっくり休むのが一番。
全ての原因はストレスですよ。
というような内容だった。
処方された薬はかなりの効果を発揮し、2日とたたずして肌のあれとかゆみは落ち着いた(スゴいね人体ならず、スゴいねお薬だ)。
そして医師の言葉を振り返る。
全てはストレスだ。ストレスが原因なのか。
しかし、この現代社会でストレスと無縁に生きることができるのか。
しばらく前に、『鈍感力』や『嫌われる勇気』という本が流行した。
気を使わなければと、うまく世渡りできない(とい考える人が多数を占める)社会で、気疲れしている人はやはり多いのだろう。
でも、周りのことが気になってしまう僕は、鈍感でいたり、相手に嫌われるとわかっていて行動することが苦手なのだ。
薬の効果がてきめんだったし、急に秋になって気候も安定したのではと思い、しばらくして塗るのを怠っていると、また肌が荒れてきた。
きっとストレスだ。
しかし、ストレスフリーで生きていくことなどできるのだろうか。
あの医師はストレス無しに生きていけているのだろうか。
あのスーパーDr.、鎬紅葉でさえ、休暇を必要としているというのに…