今朝気付いたときには、僕のメガネは壊れていた。かれこれ3年ほどお世話になった、クーポンを使って実費500円で購入したメガネだ。
先週お尻に踏んづけてハズキルーペ状態になったときには、つるが折れてしまったが、まだかすかにつながっていて瞬間接着剤で応急処置して、大丈夫だと思っていたのに…今朝起きたときには弦が完全に折れていた。
なぜだろう。
またお尻で踏んづけてしまったのだろうか。
それとも一歳になって、日々メガネを強奪してくるうちの子が、おもちゃのように遊んでいて壊れてしまったのだろうか。
今でこそメガネくんなどというアカウント名で活動しているが、実は眼鏡をかけはじめたのは大学時代になってからだ。
小学校時代は視力はAで1.0以上あった。
それが夜中に暗い寝室で隠れて本を読んだり、ゲームボーイをしたり、リビングで電気を消してイヤホンをテレビに繋ぎながらプレステをしていたりしたせいであろうか、徐々に目が悪くなっていくのである。
高校時代には黒板の文字が後ろのほうの席では少し見づらい状態であった。
でも部活のバスケットではボールは認識できていたし、シュートも入っていたしそこまで困ったと感じる事はなかった(実際、今もメガネをかけると距離感が狂うので、ぼやけて見えるが裸眼の方がシュートはよく入る)。
大学時代になって広い講義室の後ろの席からだと前の黒板の字が見えなくなり、そこでようやく眼鏡を買うという考えに至ったのである。
大学でも前の職場でもそこまでメガネキャラでいじられる事はなかった。眼鏡をかけていたので理系ぽいなどと言われることがよくあったが。それと飼い犬には2本のメガネを駄目にされた。ついでにセンター試験の受験票も駄目にされたのは今ではいい思い出だ。
転機が訪れるのは現在の職場に転勤してから。
なぜかメガネキャラでいじられだした。
同期採用で同い年のやつにプールでバケツの水をかけられた勢いで吹き飛んだメガネが割れたり、飲み会で気付けばメガネがビールに使っていたり、生徒にはに何度もメガネを奪われたり、投げられたり、曲げられたり、結婚式では職場メンバーからメガネを奪われることを想定して予備メガネを持参したのにそれも奪われたりとなかなかに思い出がある。
不思議なもので、それまではそんなに意識していなかったのに、なんとなくメガネが好きになってきた。
職場でメガネ柄のグッズ、マスキングテープやクリップを貰ったりしているうちに、今では自分からメガネモチーフの、シャツやキーホルダーやネクタイピンやメガネふきなんかを買うようになった。一端のメガネ愛好家だ。
不思議なものである。
これで残るメガネは4本。
壊れやすいハーフリム型が1本で、スーツ用のメタルフレームが1本と考えると少し心許ない。
出会いは別れ、別れは出会いとも言う。
最近購入していない、カラーフレームのメガネでも探しに行こうかな。